キャンプでの焚き火は、火おこしから始まります。
ここでは、初心者でも簡単に火がおこせる方法をご紹介させて頂きます!
まず、必要な物は以下の通りです。
- チャッカマン、マッチ、ライター等
- 新聞紙
- 割り箸 20本程
- 小枝、薪(小枝は近所の公園等で集めても、キャンプ場に落ちている物を拾っても。薪はキャンプ場で購入出来ます。)
- 軍手
- 火ばさみ
- うちわ
- バケツ
焚き火は、「燃料・火おこし・火の維持」の3つの要素で成り立ちます。
燃料としての新聞紙は、1枚を半分に切ってから棒状に丸め、軽くねじっておきます。固くねじると火が燃えにくくなるので気を付けましょう。
このような形にすることで、新聞紙がすぐ燃え尽きることがなくなり、割り箸や小枝、薪に火が燃え広がることが容易になります。
「焚き火を始めましょう」
- 焚き火台の中央に新聞紙を置き、その周りに割り箸や小枝を組んでいきます。
この時、空気が入るように隙間を設けながら組んでいくのがコツです。イメージとしては『三角錐』の形です。
- チャッカマン等で新聞紙に火をつけます。
割り箸や小枝に火が移るのをじっくり待ちます。※火を充分に育てましょう。
- 薪を乗せます。この時も三角錐を意識して。この形でないと空気が通らないので火が持続しません。
- 適宜うちわで空気を送り、火を燃え立たせます。
これで焚き火が完成です。
焚き火を上手くするコツは?並列型、井桁型、ティピー型とは?
焚き火を上手くするには「焚き火台」を使いましょう!
何故なら、焚き火台は薪をくべるスペースがあり、空気の流入を考えて造られているので火がよく燃えるようになっているからです。
そして、その中で薪をよく燃えるように組み、適宜に薪を足したり向いたりして火力の調節を行います。焚き火の「薪」の組み方は何種類もありますが、その中で並列型、井桁型、ティピー型が主なスタイルです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
並列型
一番下に枕木として1本の薪を置き、その上に薪を同方向に向けて、あるいは放射状に重ねていきます。
通気性に優れている為火がよく燃えます。
並列型は火力の調整がしやすく、安定した火力を保てるので、調理に向いています。
井桁型
薪を縦向きに2本置いた上に、今度は横向きに2本・・・を繰り返して積んでいく組み方です。文字通り「井の字」に組んでいきます。
井桁型は、井の字の真ん中部分が煙突の役割を果たすので、熱せられた空気が上昇気流にとなって上部の薪に火が回るので、数分で大きな焚火になります。
キャンプファイヤーはこの組み方です。
井桁型は火力がとても強いので、寒い時に暖を取るのにも向いています。
ティピー型
ティピーとは、アメリカインディアンが住まいとする円錐型のテントのことを指します。そして、焚き火のティピー型は、このテントの形のように薪を円錐状に立てかけるようにして組み合わせます。
薪が燃えると崩れやすいので、太目の木を使いましょう。
薪を立体的に組み上げるので酸素が流入しやすく、あっという間に薪のてっぺんで火が燃え始めます。
燃焼時間は比較的短めとなります。
ティピー型は、薪を引き抜いたり、水平に近い形にすることで火力を弱められるので、調理にも向いた組み方です。
また、インスタ映えもする焚き火です。
おすすめ焚き火グッズはこれ!
最近では焚き火を楽しむ人が増えたので、焚き火をより楽しめるグッズが出ています。
焚き火をよりステキに、また快適に楽しめるグッズを5点紹介させて頂きます!
ファイヤーシート
焚き火台の下に敷くシートです。
灰を簡単にまとめられる上、料理で飛び散る汁や油も一気に処理できます。また、テントや周囲に熱によるダメージも防ぎます。
ファイヤーシートは、簡単に水洗い出来て何度も使えるものを選びましょう。
この商品は、ガラス繊維で出来ているので、火の粉が堕ちても燃えて穴が開くことがほとんどありません。(耐熱温度500℃)また、厚みがあるので丈夫で長持ちします。
耐火グローブ
焚き火は火を扱うので、耐火グローブは必須です。
最初は軍手で充分ですが、焚き火やキャンプを楽しむなら、しっかりした耐火グローブがおすすめです。
この商品は厚手で手首までカバーしてくれるので、焚き火を楽しめます。また、牛革にオイル加工をしているので、耐水性・耐久性にも優れています。
ファイヤースターター
ファイヤースターターとは、ロッドと呼ばれる金属の棒と、ストライカーと呼ばれる火打石の役割をする2種類がセットになった着火アイテムです。
まず、ストライカーでロッドを削って、その金属の粉を火種である新聞紙や割りばしの上にかけます。その後、ストライカーでロッドを勢いよく擦って火花を散らすと着火します。
1万回は削れるので長く使える上、雨や湿気にも強く、ガス等の燃料を必要としないので環境にも優しい着火アイテムです。
ファイヤースターターでの着火は、焚き火を楽しむ人達の憧れ。是非使ってみたいアイテムですね。この商品のパラコードストラップは、ほどくとロープとして仕えます。アウトドアに何かと便利です。
火ばさみ
薪を扱うのに欠かせない火ばさみ。
一般的には金属製の物が普及していますが、やはり火を扱うので、持ち手部分は木製のものが、熱い思いをせずに済むのでおすすめです。この商品は、持ち手に握りやすい太さがあり、金属部分も黒なのですすけることがありません。デザイン性にも優れています。
お高めですが、長く使えるものなのでお気に入りの1品になることでしょう。
ナタ
薪を焚き火に合わせてカットするのがナタです。
ナイフは薪を切るには頼りなく、オノは固くて大きい薪を割ることが出来ますが、重い上にかさばるのが難点です。
現在では、オノとナタ両方の機能を備えたナタが販売されています。このナタは、薪割りも薪を割いてフェザースティックも作ることも出来ます。スマートなデザインだけでなく、商品としても使いやすく、厚みのある長さ30cmの刃は、先端で小枝を割くことができます。
おすすめの焚き火台はこれ!
焚き火は従来地面や焚き火台で行われていましたが、最近ではキャンプ場の安全性の面から、焚き火台を使用することが求められています。
また、焚き火台を使えば、鍋が安定して調理もしやすくなります。
焚き火台は、以下の点を重視して選びます。
- 薪のくべやすさ
- 準備と手入れのしやすさ
- 調理のしやすさ
その他、火の回りの良さや焚き火を楽しむ人数、その他目的に合わせて焚き火台を選びましょう。
コールマン ファイヤーディスク
スタイリッシュなデザインが人気です。別売の網を購入すれば、バーベキューも楽しめます。
焚き火台本体が浅型なので、大きな薪もそのまま簡単に置けます。また、高さがないので火がすぐに広がり、薪を足すのも容易です。何より、大きなお皿といった形状なので手入れが簡単です。
ただ、調理にはあまり向いていません。
しかし、炎全体を鑑賞することが出来るので、焚き火自体を楽しむには最も向いているのがこのような浅型の焚き火台です。
ユニフレーム ファイヤグリル&ケースセット
鍋やダッチオーブンを使って調理をするなら、10㎏以上の重さに耐えられる焚き火台を選びましょう。
特にキャンプでよく使われるダッチオーブンは本体が10㎏以上あり、それに食材が加わるので焚き火台の耐荷重を確認するようにします。
この焚き火台は、家族でのキャンプに最適です。
耐荷重は20㎏。作りは頑丈で、4本脚なので安定感があります。また、四隅から空気がよく入るので火がよく燃えます。
薪の補充も楽に出来、複雑な造りではないので手入れも簡単です。
スノーピーク 焚火台 Lスターターセット
シンプルなデザインで、開いて地面に置くだけでセッティング出来、地面に敷くベースプレートや薪の燃焼をアップさせる鋳鉄製プレートも付いている、初心者向けの焚き火台です。子供さんに焚き火を教えるアイテムとしても人気がある商品です。
また、初心者向けであると同時にスペックが高いので、一生使える名品です。
ロゴス theピラミッドTAKIBI
こちらは、灰受け皿(アッシュパン)が付いたタイプです。
焚き火に灰は付き物。地面にファイヤーシートを敷いても良いですが、薪のすぐ下に受け皿があると、灰が散らず、また調理の煮汁や油も受けてくれるので片付けも楽です。
コールマン スレンレスファイアープレイスⅢ
井桁型デザインの焚き火台です。
がっしりした造りですが、本体を広げ、火床と焼き網を設置するだけであっという間に組み立てられます。
火床が引き出せるので、灰捨ても楽々。加えて火床部分が深いので、高火力が出せるのも魅力。網上の食材を、火の位置を考慮して置けば火力調節が可能です。
また、サイドに付いている持ち手を中に倒せば、ダッチオーブンを置く五徳になる優れものです。ただ、薪を補充する時は焼き網を外さないといけないのを、面倒と感じる人もいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
キャンプには欠かせない焚き火。
焚き火を楽しむグッズにも拘って、自分達のイメージ通りの焚き火ライフを実現させたいですね。
コメント