DIYで自宅の家具、特に木材で棚を製作することはDIYの醍醐味のひとつです。
しかし、実際に棚をDIYで製作する際に棚の強度を考えて製作していない方もいることでしょう。そこで今回はDIYで棚を製作するときにすると良い補強方法と補強金具を紹介します。
- DIYの棚には補強が大切であること
- 金具を使わないDIYの棚の補強方法
- 金具を使った補強方法
このような流れでDIYの棚の補強について紹介します。自身が汗水流して製作した棚に大切なものや重たい物を置くからこそ、十分な補強を行って棚としての完成度を少しでも高くするべきです。
その補強方法には気が付かないうちに実践しているものや金具を購入して使用する方法などがあります。DIYで棚の製作をする際に必要な補強方法には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
DIYの棚には補強が大切
DIYで製作する棚には当然補強が大切となります。
必要な工具や材料を揃えて、自分なりに設計図を作るなど努力してDIYで製作した棚が完成した際には本や雑誌に雑貨などの荷物を置きたくなることでしょう。
しかしせっかく作った棚に実際に物を置いてみたところ、棚がたわむ、ゆすってみるとふらふらして不安定、そのような強度に欠ける棚では満足度も低ければいつ倒れてくるか・壊れてしまうのか不安で仕方がありません。DIYの棚に限らずとも家具などにはある程度の強度が必要です。今回のテーマは棚の補強ですが、必要とする強度がどれくらいなのかを理解し、それに見合うだけの強度を与えるべく補強をすることが重要となります。
床に設置するタイプの棚や壁に固定するタイプの棚など、棚の種類も様々です。棚の種類に合わせて補強を行うことも必要となります。
金具を使わないDIYの棚の補強方法
DIYの棚の補強方法で金具を使わない方法には次のようなものがあります。
- 背板の取り付ける
- 接合方法を変更する
それではひとつずつ紹介します。
① 背板を取り付ける
背板を取り付けることは棚の補強方法の中でも非常に一般的な方法です。
DIYで棚を作っている方でも、補強の側面を考えることなく取り付けている方もいる可能性は高いでしょう。背板とは、棚の背中面に設ける板のことです、棚に物を置くときに奥に板が見えたらそれは背板のある棚になります。
背板を取り付けることによって棚の安定感や強度を増すことが可能です。背中側全体に背板を固定する方法もありますが、等間隔で部分的に背板を取り付けて補強する方法も常套手段となっています。DIYで棚を製作する際にはぜひ使用したい補強方法です。
② 接合方法を変更する
接合方法を変更することは棚の補強方法としては大切なことです。
木材を使用して棚の製作を行う場合、木材同士の接合に木ネジを使用することは最も知られている方法で、なおかつ着手しやすい接合方法になります。しかし、木ネジを使わない接合方法もあるのです。
例えば、棚板を取り付けたい時には、接合部分下方向に角材を事前に固定してその上に棚板を置く、すのこ方式を利用できます。置くだけではなく角材に棚板を固定すれば強度をより高めることができるでしょう。棚により重たい物を置くことができるようにしたいのであれば、上下の棚板の間に板を1枚縦置きに固定する方法も効果的です。収納スペースは板の厚さ分だけ少なくなりますが、強度を増すことができます。
金具を使った補強方法
棚の補強方法には金具を使用するものもありますが、L字金具やT字金具と呼ばれる金具を結合部に取り付ける方法は棚の補強方法としては一般的な手段です。
L字金具とT字金具とはそれぞれのアルファベットの形状を持つ金具になります。
使い方は簡単で、それぞれの金具を結合部分に取り付けて金具に開けられた穴部分にネジを取り付けて結合部同士を固定するのです。
これによって棚板や側板を結合すると同時に補強することができます。
キッチンの壁などに直接棚を取り付ける場合にもL字金具を利用することがきれいな棚を取り付けることが可能です。装飾の利いたデザイン性の高いものも販売されています。
T字金具の役割はL字金具と同じですが、取り付ける部分が違います。
T字金具を棚に取り付ける場合、棚板と側板のT字になっている部分(棚を正面に見た時の棚板と側板の側面に当たるところ)に取り付けるのです。固定方法はL字金具と同じで、ネジで固定する方法になります。L字金具では補強できな部分を補強することができるので、DIYで棚を製作する際には補強として、ぜひ行いたい方法です。
まとめ
今回はDIYの棚に補強を加えるべき理由と、金具を使わない補強方法及び金具を使う補強方法を紹介しました。
背板を追加するという何気なく行っていそうな補強方法から、すのこ方式やT字・L字金具を使って補強する方法など、様々です。製作する棚のデザインや置き場所などにマッチする補強方法を選択・実践してみてはいかがでしょうか。
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