インパクトレンチでタイヤ交換をする際の注意点は?怪我しない方法を解説

こんにちは!@Tanojobライターチームです!

 

今まで十字レンチを使って自動車のタイヤ交換をしてきたけれど時間がかかるからどうにか作業時間を短縮したい、そのような方にお勧めするのがインパクトレンチです。

種類によっては使用環境を整える必要がありますが、タイヤ交換を効率的・楽にしたいのであれば購入するべき工具になります。

この記事では

  • インパクトレンチはどういう工具が必要なのか
  • インパクトレンチを使ったタイヤ交換に必要な物は
  • インパクトレンチを使ってタイヤ交換するには?
  • インパクトレンチを使ってタイヤ交換する際の注意点は?

タイヤ交換にインパクトレンチを使うことがどれだけ効率的で作業者にとって優しいのか、詳しくお伝えします。それでは行ってみましょう!

目次

インパクトレンチの基礎知識

[keikou]インパクトレンチは電動工具の中でも良く知られているもので、DIYユーザーや自動車整備をDIYでおこなっているユーザーなら必ず入手しておきたい工具になります。[/keikou]

 

コンプレッサーに接続して使用するエアーインパクトレンチ、家庭用100V電源で使用できる電動インパクト、そして充電式バッテリーでどこでも使える充電式インパクトレンチ、インパクトレンチといったら主にこの3種類が基本です。

 

インパクトレンチに設けられている四角い軸部分(差込角)にインパクトレンチ専用のソケット(長さが深いのでディープソケットなどと呼ばれる)を差し込み、そのソケットをナットにはめ込んで軸を回転させます。軸が回転するつまりはナットにはめ込んだソケットも回転してナット緩めることも締め付けることもできるのです。

 

ナットを緩めることも締め付けることもできるのは回転方向を決定できるような機構が用意されているからです。

軸を回転させるスイッチトリガーのすぐ近くに左右方向からプッシュできる切り替えレバーがあり、それを押すことで回転方向を変えることができます。ニュートラルな状態にしておくとスイッチトリガーにロックがかかるので誤操作を防ぐことが可能です。

それでは次はインパクトレンチでタイヤ交換について解説していきます!

 

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インパクトレンチでタイヤ交換するために必要な工具

インパクトレンチを使ってタイヤ交換を行う際に必要・あると便利な工具は以下になります。

・インパクトレンチとそれを使用できる環境

・専用のソケット(ナットの二面幅に合ったサイズのもの。差込角のサイズを要確認)

・ジャッキ類

・トルクレンチ

・軍手

 

この中で最低限必要なものは、インパクトレンチと専用のソケット、そしてジャッキ類とトルクレンチです。

エアーインパクトレンチやコンセントから電源を引っ張る電動インパクトレンチを使用する場合にはコンプレッサーや電源を用意する必要があります。インパクトレンチの最大締付能力が180Nmくらいあると比較的スムーズに作業を行うことが可能です。

充電式電動インパクトレンチなら(バッテリーの充電が残っていれば)どこででも使用可能です、覚えておきましょう。専用のソケットは対応ナットサイズと差込角のサイズを確認してから購入してください。

 

ジャッキは車載パンダジャッキや油圧のパンダジャッキでもOKです、タイヤを浮かすことがタイヤ交換の大前提となるためです。タイヤを交換後にはトルクレンチを使って規定値近くで締め付け、走行中にホイールが外れることを防ぎましょう。

軍手は手が汚れないようにすることと怪我防止のために使用します。

 

それでは次はタイヤ交換方法を解説していきますね!

 

インパクトレンチを使ったタイヤ交換方法

 

具体的なインパクトレンチを使ったタイヤ交換方法を紹介します。大まかな流れとしてはこのような感じです。

  1. ジャッキアップ
  2. タイヤを外す
  3. タイヤをはめる
  4. トルクチェック

それでは1番目から順番に紹介します。

ジャッキアップする

ジャッキ

まずは車両をジャッキアップします。ジャッキアップポイントは車両ごとに決まっているので事前にディーラーに問い合わせる又はネットで調べるなどしておきましょう。

パンダジャッキやシザースジャッキを使用する場合、左右どちらかを先にジャッキアップしてタイヤ交換を行い、新しいタイヤを取り付けて降ろしてから反対側をジャッキアップして同じようにタイヤ交換を行います。

② タイヤを外す

タイヤ外す

ジャッキアップした状態でタイヤを外しましょう。インパクトレンチにホイールナットサイズに合ったインパクトレンチ専用ソケットをはめ込んで、それをホイールナットにはめてインパクトレンチを稼働させます。

最初は緩めるのでインパクトレンチを左回転(反時計回り)に回転させてください。

③ 新しいタイヤをはめる

タイヤはめ

 

タイヤを外したら新しいタイヤをはめます。上のほうのホイールナットから締めて、ホイールが確実にハブ面に接着したことを確認してから、他のホイールナットを締めてください。

締める順番は4穴の場合は数字の4を描くように、5穴の場合には星を描くように締めていきます。ホイールナットを締めていってインパクトレ

 

ンチで打撃音が出てきたら、それ以上インパクトレンチで締め付けるのをやめましょう。

④ ジャッキを降ろしてトルクチェック

新しいタイヤをはめることができたらジャッキを降ろしてください。ジャッキを降ろすことができて反対側のタイヤ交換をしたら、最後にトルクチェックを行いましょう。車両ごとに規定トルクが定められていますが、大方100Nmくらいで締めておけば十分です。

インパクトレンチでタイヤ交換する際の注意点

インパクトレンチでタイヤ交換をする際には注意すべき点がいくつかあります。

 

1つはソケットをホイールナットに確実にはめた状態でインパクトレンチを使用することです。入るようにしかホイールナットにソケットを差し込むことができませんが、万が一正しく入ってない状態で回転させるとナットが削れます、注意しましょう。

2つ目はホイールナットがハブボルトに確実に噛んでいる状態でインパクトレンチを使用することです。ハブボルトにホイールナットが確実に噛んでいない状態でインパクトレンチを使って締め付けるとねじ山を壊してしまう可能性があります。

 

ねじ山を壊すとハブボルトの交換となり、ハブボルト自体は1本200円くらいで購入できても整備工場に作業を依頼すると工賃がそれなりにかかるのです。まずは手でハブボルトにホイールナットを確実に噛ませ、それからインパクトレンチでゆっくり加減を確認しながら締め付けてください。

最後に1つ紹介すると、エアーインパクトレンチの回転の強さを調整するダイヤルが付いているのですが、締め付ける時はそれを最弱状態にしてください。強い状態で締めこむとホイールナットがしっかり噛んでいない時にねじ山が壊れます。

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

インパクトレンチを使わずに十字レンチを使用してタイヤ交換をしていた方であれば、コンプレッサーまたは電源を確保する、それかバッテリー搭載タイプのインパクトレンチを用意すればタイヤ交換は即可能です。

十字レンチの時よりも確実に速くタイヤ交換を終えることができるので、タイヤ交換をされる方は1つは用意しておきましょう。

 

以上お読みいただきありがとうございました!

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