キャンピングカー内で一般家庭で使用するエアコンを取り付ける場合、インバーターなしでは使うことができません。
インバーターは家庭用電化製品を使用するためには不可欠なものなのです。では、インバーターとは一体どのような役割を果たすのでしょうか。他にも、エアコンを使用できる時間も併せて紹介していきます。
インバーターとは?
キャンピングカーで車中泊やアウトドアで外出する際に使用する家電が使えるようにするには、サブバッテリーとインバーターが必要です。
サブバッテリーというのは、キャンピングカーのメインバッテリーの代わりに電気を蓄積するバッテリーのことです。インバーターは、バッテリーから送られてくる電気を一般家庭用の電気に変換してくれる機器です。
インバーターの種類によって使用できる電化製品が異なり、800Wタイプや1500Wタイプなどがあります。自分が使用する電化製品によってインバーターが変わります。商品電力の大きい炊飯器、電子レンジ、掃除機などは1500Wタイプのインバーターを使用することになります。
インバーターを設置するにあたって接続しているケーブルにゆるみがないか確認しましょう。ゆるみがあると被覆が溶けてしまうことがあるので必ず確認してください。
キャンピングカーのインバーターは家電を設置するためにはとても重要な役割を担っています。一般家庭にあるコンセントと同様に使用することができるので非常に便利です。
インバーターを使用したエアコンもある!
エアコンインバーターとは、自動的に冷房や暖房問わず温度調整をすることを可能にしています。インバーター回路を使用したエアコンは少ない電気消費量で稼働することができる優れモノです。
インバーターエアコンが何故電気消費量を抑えることができることができるのかというと、冷やしすぎたり温かくしすぎたりすることがありません。
目標の温度を設定するとインバーターが自動的に制御してくれます。目標の温度になると自動的に目標温度を保ってくれるように調整してくれます。
人が行うと寒くなる、または暑くなってきてから温度調節していましたが、温度にムラは出てしまうので多くの電気量を消費してしまうのです。自動と手動では電気の消費量に大きな差が生まれるのです。
冷暖房の効きすぎが電気量に差が生まれるということは、インバーターを用いているのであれば少しでも早く目標温度に到達することでさらに電気消費量を抑えることが可能なのです。
電気消費量の抑制をするなら断熱性を高めることが重要です。断熱性を高めることで少しでも早く目標温度に到達し、インバーターによる高い能力を使用する時間を短縮することができるのです。
キャンピングカーに使用するエアコンをインバータータイプのものを選ぶとより電力を抑えることができますよ。
キャンピングカー内のエアコン使用時間


キャンピングカーで家庭用エアコンを使用するにはサブバッテリーだけではできません。後付けエアコンには車内用電源を家庭用電源に変換してくれるので、インバーターなしでは稼働することができません。
キャンピングカーにエアコンを設置することはできても、エアコンの消費電力は非常に高いです。夏の昼間であればキャンピングカーに内蔵されているバッテリーだとフル充電で3時間程度、夜だと4時間程度しか持ちません。
そのため、バッテリー不足の対策を立てていないと現実的には使用することが難しいです。エアコン以外にも冷蔵庫などの電力も必要になるからです。
エアコンを後付けする場合は用意するのはインバーターだけではありません。エアコン本体、バッテリー、工事費なども必要になるので最低でも50万円は必要です。
電力対策として考えられる解決方法は、発電機を用いることです。電力供給にはもってこいですが、騒音が大きいので周囲の人に迷惑をかけてしまいます。
周りに誰も居なければ苦情も来ることは無いので存分に利用できますが、環境に合わせて使用することになるので不便ではあります。ただ、電力不足の解消にはなるので確保しておいて損はないでしょう。
他にも、太陽光発電という手段がありますがこちらは本体価格が高額となっているので手が出しにくいです。価格の割に稼働時間が1年間の中でもかなり短いので悩んでしまうでしょう。ただ、価格相応のパフォーマンスを発揮してくれるので予算に余裕がある人は選んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
キャンピングカーに用いるインバーターは家庭用電源を使用することができるようにしてくれる優れモノです。インバーターなしではエアコンを使用することはできません。
エアコンを使用するなら電力不足を解消できるようにサブバッテリーを用意するなど対策を立てておくことをおすすめします。
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