キャンプ・アウトドアでナイフ所持は銃刀法違反になる?刃渡り何cmからも解説

銃刀法違反

こんにちは!@Tanojobライターチームです!

 

キャンプの醍醐味といえばやはり焚き火ですね。夕食の後は焚き火を眺めながらゆっくり過ごすという方も多いのではないでしょうか。

キャンプ場で見つけた落ちていて使えそうな倒木や枝、売店で販売されている束の薪も小割になっているものばかりではありません。

そのままでは大きすぎるため小さくする作業が必要になります。

 

薪割りをするために、または調理に使用するためにキャンプ・アウトドア用のナイフをお持ちの方やこれから購入しようとしている方もいるかと思います。

 

日本の法律では、正当な理由なくむやみやたらにナイフを所持してはならないことになっています。

 

楽しいキャンプに向かっている途中突然逮捕されることになったら…。

 

知らなかったでは済まされないことですので、そうならないためにも今回はキャンプ・アウトドアで使用するナイフ及び銃刀法違反について解説していきます。

  • 銃刀法違反ってそもそも何?
  • 正当な理由ってどんなものがあるの?
  • もしかすると軽犯罪法に抵触する危険性も…
  • もし逮捕された場合どんな罰則を受けるの?

それでは順番に見ていきましょう!

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目次

銃刀法違反ってそもそも何?

警察
日本の法律では銃刀法という法律により、拳銃や刀剣の所持、ナイフなどの刃物を正当な理由なく携帯することを禁じています。

拳銃に関してはここでは触れませんが、皆さんがキャンプやアウトドアで持っていく可能性があるナイフは刃渡りが6cmを超えるものは罰則対象となります。

 

もし警察官に職務質問され違反したナイフが見つかった場合もちろん逮捕されます。

 

最近ではインターネットショッピングでも気軽にナイフが購入できるようになりました。価格が安く見た目もかっこいいナイフだなと思って購入したものが実は刀剣類に含まれる場合もあります。

 

刀剣類とは

  • 刃渡り15cm以上の刀
  • やり及びなぎなた
  • 刃渡り5.5cm以上の剣(ダガー)
  • 飛び出しナイフ

とされています。マニアやコレクターならともかく素人が商品画像を見て判断するのは難しいです。

ちなみに自宅に保管している状態は所持、外で持ち運んでいる状態が携帯です。つまり刀剣類に関しては購入して家に置いてある状態でもアウトということになります。購入する前に販売店にきちんと確認しましょう。

 

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正当な理由ってどんなものがあるの?

正当な理由とは客観的に見たときに所持しているのがおかしくない状況かどうかにあります。

 

問題がないと思われるケース

  • ホームセンターでなどで新しい包丁を購入し自宅に持って帰るとき
  • 調理師の方が仕事のために移動中バッグに包丁を持っている場合

問題があるケース

  • ナイフマニアが好きなナイフを身に着けて街中をうろうろ
  • 何かあったときのためにと護身用にナイフをバッグの中に忍ばせておく

ナイフを持って街を歩くのは論外ですが、護身用にナイフを持ち歩きたい人もいるかもしれません。しかし護身用にナイフを持ち歩くことは正当な理由にはなりません。

 

あきらかにキャンプに向かう服装で、他のキャンプ道具と一緒に車に積んである状態であれば正当な理由になると思われます。

 

ただしすぐに使える状態で車の中に置いてあったり、身に着けていたりするのはアウトです。すぐ使える状態ではなく厳重に梱包しなければなりません。

 

もしかすると軽犯罪法に抵触する危険性も…

ナイフ
先ほどは銃刀法についてお話ししました。

「じゃあうちにあるナイフは6cm以下だから持ち運んでも大丈夫♪」と思われた方は要注意です。

実はもう1つ気を付けなければいけない法律が軽犯罪法です。こちらの法律は凶器になりうるものを正当な理由なく携帯することを禁じています。

 

凶器になりそうなものの一例

  • 包丁、ナイフ、カッターなどの刃物
  • 金属バット
  • 鉄パイプ
  • 木刀、角材 など

犯罪を抑制するために設けられてる法律ですので、刃物に関しては銃刀法と違い刃渡りは関係ありません。

 

特に気を付けたいのが気軽に持ち運びができるマルチツールやフォールディングナイフ(折りたたみナイフ)です。

銃刀法と同じく「キャンプやアウトドアにこれから行くんだな」とわかる状態ですぐに使える状態でなく、バッグ等にきちんとしまってあれば問題ないでしょう。

 

もし逮捕された場合どんな罰則を受けるの?

 

ここまで銃刀法、軽犯罪法について解説しました。実際に職務質問などを受け違反したナイフなどが見つかると最悪の場合逮捕される可能性があります。もちろん罰則があります。

 

銃刀法違反の罰則で今回はナイフに関連し抵触する可能性があるものをご紹介します。悪気がなく持っていただけだとしてもかなり重い処罰に感じます。

 

・刃渡り6cmをこえる刃物を正当な理由なく所持していた場合
→2年以下の懲役または30万円以下の罰金

・刀剣類を所持していた場合
→3年以下の懲役または50万円以下の罰金

 

もう1つ軽犯罪法についてですが、銃刀法違反よりは軽い処罰に見えますが立派な犯罪として前科が付きます。

 

・軽犯罪法に違反した場合
→拘留または科料(罰金)に処する

 

という感じですね、キャンプへ行ったら拘留された!ってなったらシャレにならないですからね…是非しっかりとした知識を身につけて自分の身を守っていきましょう!

 

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まとめ

いかがでしたか!今回はキャンプやアウトドアで使用するナイフについて法律もまじえて解説しました。

 

キャンプでの調理や薪割、テント設営時にはロープを切ったりとナイフはとても便利な道具の1つです。ただし銃刀法や軽犯罪法という法律がある以上、ルールを守って使用しなくてはなりません。

 

知らなかったでは済まされないことですし、せっかくの楽しいキャンプに向かう途中に逮捕されるなんてことになったら大変です。

最近はネットショッピングで気軽に購入できてしまいますが、購入する前に形状や刃渡りなどを確認してから購入するようにしましょう!

 

どんなに便利な道具だからといって使用方法を間違えてしまうと大怪我にもつながります。特に小さなお子さんがいる方は注意して管理しましょう。

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