車の内装をスエード調素材に交換してみたい、そんな方々のために今回はその方法を紹介します。
- スエード調素材への内装交換に必要な物とは
- 車の内装をスエード調素材にする方法
- おすすめのスエード調素材はどんなもの
内装をスエード調素材にするために必要なものに特別なものはありません、どれもホームセンターやネット販売で気軽に購入できるモノ・価格となっています。
作業はポイントを押さえておけば綺麗にできるので心配不要です。どのようなスエード調素材にするかについてもアドバイスします。それでは詳しく見ていきましょう。
スエード調素材への内装交換に必要な物
車の内装をスエード調素材へ交換するために必要な物は次のようなものになります。
- 新しく貼り付けるスエード調素材
- 下地準備に使う道具
- スプレーのり
- ハサミ
それではそれぞれの役割をひとつずつみていきましょう。
①新しく貼りつけるスエード調素材
車の内装に新たに貼りつけるスエード調素材を用意しましょう。スエード調素材にもいろいろ種類があります。
特にスエード調素材の中でも有名なものというと東レのエクセーヌ(日本製のアルカンターラのこと)などがありますが、この製品は非常に高価なため初めてDIYで挑戦するには、失敗したときのことも考えて潤沢な予算が必要です。
これよりも品質は下がりますが、お手頃な価格で購入することのできる物も販売されていますので、比較しながら、必要な面積分用意すると良いでしょう。
②下地準備に使う道具
スエード調素材を貼りつける前に内装の下地を準備することで貼りつけた時によりきれいかつ長くつかうことができます。下地準備に使う道具としては、研磨剤入りスポンジ、脱脂スプレーなどです。
これらを使うことで以下で紹介するスプレーのりを吹きかけた時の効果が高くなります。これらの道具は他のDIY作業でも使いまわすことができる便利な道具ですので、この機会に購入しておきましょう。
③スプレーのり
スプレーのりはスプレーで吹きかけるタイプののりになります。内装の張替えなどでも良く使われる、車の内装DIYご用達アイテムのひとつです。
車の内装向けのスエード調素材には裏面が粘着シートとなっているものが多いのでそのままで貼りつけることは可能である一方で、スプレーのりを吹きかけることで貼りつけてから素材が剥がれることを防ぐという事実もあります。また、スプレーのりではなくボンドスプレーと呼ばれるものもあるなど種類も豊富です。
④ハサミ
内装にスエード調素材を貼りつけた後、余った素材を処理するためにハサミを用意しておくと便利です。
余った素材は貼りつけ面の反対側部分に折り込むことが基本で、角などの素材がうまく折り込めないところをハサミでカットしてうまく処理すると作業がうまく進みます。
車の内装をスエード調素材にする方法
車の内装をスエード調素材にする方法は以下の手順です。
- 内装を取り外して下地を綺麗にする
- 素材を貼りつける
- 内装を再び取り付ける
それではひとつずつ見ていきましょう。
①内装を取り外して下地を綺麗にする
まず最初の作業は内装を取り外すことになります。スエード調素材を貼りつけたい内装を車から取り外しましょう。
取り外し方は内装によって異なりますが、ボルト止めや爪で固定されていることが大多数です。目で見てわかればそのまま取り外し、わからなければ友人・知人の詳しい方に手伝ってもらうか、ディーラーで取り外し箇所を教えてもらいましょう。
内装を無事取り外したら下地を綺麗にします。研磨剤入りスポンジで内張りの表面全体を隅までしっかり磨いた後、脱脂スプレー(シリコンオフがよく使われます)を吹きかけてウェスで拭き取ってください。
②素材を貼りつける
下地を準備し終えたら早速スエード調素材を貼りつけます。素材の真ん中部分から貼り始めて、少しずつ貼りつけていきましょう。
ただ貼りつけるだけでなく、素材を外側に引っ張るようにしながら貼りつけていくと綺麗に貼ることができます。貼りつける時に貼りつけ面を上または下に向けた状態で作業するかどうかは、やりやすい方で決めてください。
内張り表面に貼りつけることができたらそのまま裏に向かって生地を折りたたんで貼りつけます。上述したように角部分に余った素材を貼りつける場合には折り込みやすいようにハサミでカットしてください。
③内装を再び取り付ける
貼り付けを終えたら取り外した内装を再び元の位置に取り付けます。取り外した際に細かな部品を外した場合にはそれらの部品をなくさないように管理して、最後にも忘れずに保管してください。
おすすめのスエード調素材
車の内装に貼りつけるおすすめのスエード調素材は、裏面に粘着テープが貼りつけられているタイプです。裏面に粘着テープが付けられているスエード調素材は貼りつけ作業を無いものよりもより効率的に行うことができます。スプレーのりと合わせて作業すれば貼り付け効果も高いです。
素材に関しておすすめするのであれば、アルカンターラやエクセーヌをおすすめします。アルカンターラやエクセーヌという名前が入っているスエード調素材も多く販売されているのですが、価格的に安いものは品質が価格相応です。
同じサイズあたりの価格が高いものが予算内であればそれを購入することをおすすめしますが、そうでない場合には安いものを購入することをおすすめします。
同じ素材でも記事に見た目や色に違いがありますので、いろいろ比較しながら購入するものを決めてください。
まとめ
今回は車の内装をスエード調素材にする方法を紹介しました。用意する道具は特別な物ではなく、他のDIY作業でも活用することができる道具ばかりです。
スエード調素材を購入したことがない方は素材を購入することに不安があるかもしれませんが、内張りのサイズよりも十分大きいサイズで素材を用意しておけば問題ありません。
貼りつけ作業はDIY入門用としても十分な難易度となっていますので、ぜひ挑戦してみてください。
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