こんにちは!楽しいを仕事にする為に日々奮闘する、りょーや(Twitter/@Tanojob)が編集長のTanojobです!
皆さん、こんにちは!最近寒さを増してきましたが、いかがお過ごしでしょうか?寒くなってくると、自転車に乗る回数がどうしても減ってしまうと思います。
ロードバイクを乗るきっかけで「ダイエット」が目的の方は多いのではないでしょうか?でも、
- 実際に乗って痩せるの?
- 乗ってるけど痩ないよ?
と疑問に思う人が多くいます。
ロードバイクに多く乗るとダイエット効果があることは色々なところで言われていることではありますが、実際どのような効果があるのでしょうか?今回はロードバイクにたくさん乗っている自転車選手の体型について紹介していきたいと思います!
自転車選手の体型
ツール・ド・フランスを見たことはありますか?
ツール・ド・フランスに出る選手というのは、年間でロードバイクで3万キロを走り、厳しい食事制限をして素晴らしいパフォーマンスを発揮します。そしてツール・ド・フランスに出場する選手というのは総じて痩せています。
大体の選手が体脂肪5%前後で、BMIも20程度です。(BMI:平均体重であれば18.5~25、それ以上は肥満とみなされています。)
国内のレースでもトレーニングをしている人は10%を切るケースが多いです。
これだけ見ると確かにロードバイクのダイエット効果はスゴイ!と思われるのも当然ですね。実際にクリス・フルーム選手なども足や腕はガリガリです。(クリス・フルーム:ツール・ド・フランスを現在4回制した素晴らしい選手です。)
しかし、ここに落とし穴があります。
ロードバイクのダイエット効果は無いの⁉
どうして落とし穴なのか、ということについて説明しますね。
そもそもロードバイクに乗るとどうして痩せるのか、これを知らなければいけません。ロードバイクに乗ると大抵の人は結構な距離を乗ることになります。(50㎞~100kmなど)いくらゆっくり走ったとしても消費カロリーは日常生活より遥かに大きいのです。
実際私も先日50㎞ほど乗った時の消費カロリーは1000kcalもありました。
ですが、自転車で長い距離乗る場合もそうでない場合も、ダイエット効果に関しては「走り方」で大きく変わります。
短距離ダッシュのように力を込めてぐんぐんペダリングをしていくとダイエット効果が最もあると言われる運動強度の域を越えてしまい、筋肉がドンドンつくことになります。(実際の所、筋肉率が上がるのでいいことではあるのですが、かなり複雑なので後述。)
その証拠にツール・ド・フランスに出場する選手の中にも体重の幅が大きく存在するのです。例を挙げてみましょう。
①クリス・フルーム(186cm/70kg BMI 20.23)
ツール・ド・フランスの4回制覇者。山も平坦もこなすことが出来るオールラウンダー。ツールで優勝するには山を早く登らないといけないため、結構な痩せ型。
ですがこの人はツールを制する前は結構脂肪がついていてずんぐりしていました。
②マーク・カヴェンディッシュ (175cm/70kg BMI 22.86)
ここ数年でスプリントで無敵を誇ったスプリンター。ゴール前の全力スプリントでは60km/hをゆうに超える速度で駆け抜けます。この速度では大きな筋肉が必要になる為、ロードバイク選手の中では太めな方です。身長に対する体重が比較的多いですがそれでも平均以内。
③ラファウ・マイカ(173cm/58kg BMI 19.38)
ツールの山岳で賞を取るクライマー。山岳では大きな筋肉はいりませんから持久力のある筋肉を鍛え、いらない筋肉と脂肪を文字通りそぎ落とします。
平坦の速度は相対的には速くはありませんが、体重が大事になってくる山岳では相当な強さを誇ります。ここまでくるとかなりの痩せ型。
体質によってはこのBMIなら体調を崩す人がいるかもしれませんね。
肋骨が浮き出るくらいのやせ型になります。
さて、3タイプの選手を見てみました。
一般人の方からすると差が分かりづらいかもしれませんが、全て同じ身長で換算すると結構な差になります。日本の成人男性(平均身長170cm/平均体重63㎏程度※ばらつきがあります)で試してみましょうか。
- ①フルーム型 BMI:20.24 体重:58.5㎏
- ②カベンディッシュ型 BMI:20.84 体重:66.0kg
- ③マイカ型 BMI:19.38 体重58.0kg
カベンディッシュ型だけやはり飛びぬけましたね。8㎏も差がありました。
これで先ほど言いました「走り方」が大きく体重を変えてくることが分かりますよね?
(※個人差があります。)
ロードバイク選手の体型になる為には⁉
ロードバイク選手の体型を一言で説明すると
「体脂肪率が低く、筋肉量が多い」
となります。そしてダイエット目的でロードバイクを始めるタイプの人は2種類。
「体脂肪率が高く、筋肉量が少ない」
「体脂肪率が高く、筋肉量が多い」
どちらも体脂肪率が高いことが多いです。
体脂肪を減らす手段はただ一つ
消費カロリー>摂取カロリー
です。これに尽きるのです。乱暴に言ってしまえば、体重だけならば飯を食わなければひたすら体重は落ちていきます。ただし、生命の危険に陥りますので絶対にやらないこと!
ロードバイクで痩せるには漫然と乗るだけではだめです。
楽しくロードバイクに乗ってきた日くらいはいっぱい食べるべきですが、その他の日は少しだけ節制していくと最も良いでしょう。
今まで太ってしまう様な生活習慣の人はロードバイクを始めてもあんまり変わらないケースが多いのですが、これが原因です。乗った日はお腹が減りますからいつも以上に食べます。そして日常もいっぱい食べます。さすがにそれじゃ痩せにくいですよね、、。
筋肉が付く意味
ちょっと小話。
ロードバイクや筋トレで筋肉が付きますと、基礎代謝も上がり、太りにくくなるとよく言われます。1日ごとの差はすごく小さいのですが1ヶ月、1年と積み重なると大きな差につながります。天と地ほどの差があります。加えてインスリン・ヒエラルキーも関連します。
(インスリン・ヒエラルキーとは栄養素を全身の細胞に運ぶものです。この分泌には順番があり筋肉→内臓→脂肪というものがあります。そしてこの分泌量には限界があるので筋肉量が増えると脂肪への栄養取り込みが少なくなります。ご自分で調べてみるといいと思います!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ロードバイクの選手の体型とそうなる為にはどうすればいいか、ということについて解説させて頂きました。ロードバイクに乗るきっかけでダイエットは多いと思いますが、しっかり知識が無いと思い通りの結果が得られないことが多々ある分野になります。
ダイエット分野に関してもまやかしのような説も多いのでしっかりと知識をつけるのが一番自分の為になります。今回はここまで!最後まで読んで頂きありがとうございました。
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