バイクでキャンプツーリング行きたいんだけど、こんな疑問を感じたことはありませんか?
- いろいろあるけど何ccのバイクがキャンプツーリングには一番おすすめなの?
- おすすめのバイクの性能は?そしてメリットとデメリットは?
そんなあなたの悩みや不安を私が解消いたします。
キャンピングカーや自転車とはまたひと味もふた味も違うバイクのキャンプツーリング。一度でも経験しちゃうと病みつきになりますよお!
この記事を読んで、ぜひそのすばらしさを体感してくださいね!
どうか最後までおつきあいください。
キャンプツーリングにおすすめなバイクの車種は?
結論から申しますと、キャンプツーリングにおすすめのバイクは150ccと250ccの排気量のオートバイです。
その理由を簡単に述べますと以下の通りです。
【150ccと250ccがおすすめの理由】
- 1 大型バイクに比べてバイク本体の値段が安い。750ccクラスの半額程度で購入可能。
- 2 車検もなく燃費もいいので維持費が安くて済む
- 3 車体がコンパクトで軽く、女性や初心者でも取り回しやすい
- 4 原付バイクや125cc未満のバイクと違って高速道路を走ることができる
簡単に申しますとこんなところです。
けれど、バイク初心者のあなたに、いきなり150ccとか250ccと言ったって混乱しますよね?
そこで次の章では、現在日本で販売されているオートバイの車種をダイジェストで紹介いたします。
バイクの車種と仕様
現在日本の道路を走り回っている主なバイクの車種と仕様(使う目的や特徴)は、以下の通りです。
- 1 レーサーレプリカ(スーパースポーツ)…がんがん峠を攻める攻撃派。極端に前傾。
- 2 ツアラー…フルカウルのツーリング仕様のバイク。遠出するならおすすめ。
- 3 ネイキッド…正統派の一般的バイク。ライディング姿勢が楽。教習用バイクに採用されている。格好良さとエンジン性能が高い。姿勢が楽。
- 4 アメリカン…世界的には「クルーザー」で呼ばれる。遠出が可能。厳つい威圧感ありやや高価。ハーレーダビットソンが超有名。
- 5 ストリート…小型で軽量。ファッションバイクとも呼ばれている。
- 6 オフロード…舗装されていないダートや林道。道なき道を走れる。無茶ができる。
- 7 ビッグスクーター…最も楽に乗れるバイク。利便性はバイクとして最高。
- 8 クラシックタイプ…オールドルックと呼ばれる時も。年配者がよだれを流します。
以上が、現在日本で流通している主なオートバイの車種です。おわかり頂けましたか?
それでは次に、キャンプツーリングにおすすめの車種とその理由をお伝えします。
おすすめの車種とその理由
☆ オフロード
・舗装されていないダートや林道、道なき道を走れる無敵のバイク。無茶ができます。走派性が圧倒的に良く、泥道も河原も砂地も入れます。未舗装、未整地もどんとこい!キャン プツーリングに最適なタイプです。
☆ ビッグスクーター
・最も楽に乗れるバイク。利便性はバイクとして最高。積載能力が圧倒的でヘルメットも積み込めます。リアキャリアをつけると更に荷物は載せられるという超の付くほど優れもの。アスファルトの道をツーリングして、オートキャンプ場を使うなら最適。
・フルカウルで高速クルージングも楽ちん。運転が最も楽でギアチェンジもクラッチ操作も ありません。ただし、マニュアルバイクに比べると乗っている面白みがほぼありません。スクーター故、動力性能も劣ります。
☆ アメリカン
・世界的には「クルーザー」の名前で有名。最も遠出が可能です。厳つい威圧感あり、やや高価なのが難点。
・荷物が大量ならアメリカンがGOOD。ただし、ダートは入れないのでオートキャンプ場のみ。
☆ ツアラー
・フルカウリングのツーリング仕様のバイク。風の抵抗もほとんどなく、動力性能も高いので遠出するなら特におすすめ。値段も張ります。
以上の車種がキャンプツーリングには特におすすめです。
今から20年前に、初めての北海道一周キャンプツーリングはオフロードタイプのHONDA AX-1で私は出かけました。大雪山麓はダートばかりでしたので、オフロードの面白さを存分に味わうことができました。
けれど、アメリカンのような力強さにイマイチ欠けていたので、合計8日間のキャンプツーリングは正直体にこたえました。
おすすめの車種をご紹介しましたので、次の章ではあえて独断と偏見でおすすめでない車種もその理由をお話しますね。(ユーザーの皆さん、メンゴ!)
あまりおすすめでない車種とその理由
これからご紹介するのは、繰り返しますが私の独断と偏見です。実際に、その車種でツーリングなさっている強者もキャンプ場ではお見かけいたしますので小声で紹介しますね。
★レーサーレプリカ(スーパースポーツ)
・このタイプ、専用のサーキット或いはがんがん峠を攻める攻撃派のオートバイでしょ?
なぜにキャンプツーリングで使っているの??
・長時間あの前傾姿勢は、この年になると辛すぎます。あまりに下を向きすぎていて、食事 の後には何も食べられません。(私はサーキット以外では乗ったことがありません。)
★スクーター
・超楽ちんのスクーター。しかし、このバイクはこの上なく走る道を選びます。ぬかるみや ダートは原則絶対無理!!実際SUZUKIスカイウェイブに乗っている私が言うのだから間 違いありません。信じてください。晴れた日の綺麗に舗装されたアスファルト道路をス クーターは何よりも好みます。
・「これ位だいじょうぶやろ?」などという安易な冒険心が、取り返しの付かない悲惨な結 果を生みます。私がそうでしたから。
こんな訳で、レーサーレプリカを選択する場合には、あの張り付くような前傾姿勢にも負けないくらいの強靱な体力と精神力をぜひ身につけてからにしましょう。
スクーターは、実に迷うところです。
その操作性と楽ちん感は麻薬のように私の心と体を蝕みます。けれど、雨の日はむちゃくちゃタイヤが滑ります。泥道はほぼ走れません。
限定解除免許所有者であり、ヤマハV-MAX1300cc所有者だった私でさえ、見事こけました。バイクの車種とおすすめの理由をご説明しました。次の章では、いよいよ本題の150ccバイクと250ccバイクの性能についてご紹介します。
50ccと250ccの性能は?
150ccも250ccも乗るために必要な免許は普通二輪免許です。AT限定普通二輪免許はオートマチック車限定で乗ることができます。
まずその性能についてお話しします。
150ccと250ccの性能(馬力と燃費)
どのタイプの車種を選ぶかでも違いますが、おおよそ150ccのバイクの馬力は一ケタから10馬力中間程度です。250ccでも30馬力前後がいいところです。
私がかつて乗っていたホンダAX-1(250cc)が29馬力、ヤマハオフロードのセロー250はペストセラーバイクの一つでしたが、馬力は18馬力です。18馬力がどれほどのものかというと、世界に誇るスーパーカブ50ccが4馬力です。なので、その駆動力を想像してみて下さい。
150ccも250ccもいずれも高速道路や自動車専用道路を走ることができます。両車とも時速100kmまでスピードは上げられますが、150ccはほぼ限界です。
私のSUZUKIスカイウェイブ250ccは120km程度までなら瞬間的には走り抜けることはできます。
かつて私が乗っていたホンダCB1100ccは最高馬力が88馬力のネイキッドタイプのフラッグシップモデルの1台です。ノーカウルながらもその馬力と安定感で、高速道での120km巡航なんて全く屁の河童でした。
150ccも250ccもアクセルをめいっぱい開ければ、ついには100kmを出すことができます。
けれど、そのままの速度でクルージングするには相当のスリルを覚悟しなければなりません。250ccクラスでも車体が軽い分、もろに横風や前方からの風圧に耐えきれません。
特に時々わざと煽ってくる大型ダンプなどの風圧には、4~5cm位真横に引き込まれそうになるという恐ろしい体感を何度もしております。十分ご注意下さい。
次に気になる燃費ですが、150ccで1リッター50km前後、250ccでは1リッター30kmか後半から40km中間程度です。ホンダCB1100ccが実質1リッター15~20キロメートルでしたので、その2倍から3倍の燃費ということになります。
以上が150ccと250ccバイクの基本性能でしたが、最後に次の章で、この2タイプのバイクのメリットとデメリットをおさらいします。
150ccと250ccバイクのメリット・デメリット
キャンプツーリングに最適な150ccや250ccクラスのバイク。他の排気量のバイクと比較した場合の2車種のメリットとデメリットを最後にお話しします。
□ メリット
- 150ccバイクも250ccバイクも車体が大きくも無く小さくも無く、手軽に楽しむ事ができ る。150ccは120kgから150kgの重さ。250ccは200kg前後で取り回しやすい。
- 特別な免許が不要。普通自動車二輪免許があれば400ccまで乗れる。
- 車両価格が車や大型バイクに比べて安い。さらに150ccは250ccに比べておおよそ10万円 以上安い。250cc新車でもほぼ約40万円から70万以内で買えます。
- 任意保険の保障が厚い。万一転倒やアクシデント発生時に強い味方。
- 初心者や女性でも運転できる入門用バイク。
- ツーリングはもちろんの事街乗りも快適 手軽さが最大のメリット
- 小さなボディながら高速道路や自動車専用道路も制限無く走る事ができる。そのため遠 くへ出かけられる。
- ボディがコンパクトなので小回りがきく。細い道にも迷わず入っていける。オフロード タイプならダート道だって「お茶の子さいさい」。
- 400cc以上のバイクのように車検も無い。維持費が安い。
- 足つきの良さは抜群。デザインなどそのラインナップが豊富で選びやすい。
□ デメリット(注意点)
- 車検が無いので、自分でこまめにメンテナンスが必要。メンテをサボりがちになると、 たとえ日本製バイクと言えど故障しやすい。
- 高速道路でのパワー不足。パワー不足と車体の軽さから生じる不安定さ。危ないです よ。本当に。
まとめ
いかがでしたか?
キャンプツーリングにおすすめの150ccと250ccバイクの車種や性能、メリット・デメリットについてお話ししてきました。
バイクは車と違って気温や天候の影響をもろに受けます。夏の炎天下は熱中症の心配を、冬期は路面凍結や寒さ対策に気を抜けません。
また積み荷も限定されますし、パンクや転倒などへの迅速な対応も必要になってきます。
それじゃなぜそれほどまで大変な思いをしながら、バイクツーリングに出かけるの?と誰もが思いますよね?
けれど、一度でいいからお気に入りのバイクにまたがり、風の音や空気の甘い香りを感じてみて下さい。
そうしたら、もうきっとあなたはバイクとキャンプツーリングの魅力の虜になっているはずですから。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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