最近のキャンプブームは凄いですね。
コロナの影響もあって、人との距離感を考えて行動しなければいけないので、キャンプはそういった部分の配慮もしやすいことと、ソロ、グループ、ファミリーキャンプと楽しみ方が変えられることも要因になっているのではないでしょうか。これから、キャンプを始めようと思っている人がまず考えなければいけないのが、どのテントを購入するかだと思います。
お店に行くとたくさんあってどれを選んだらいいか分かりませんよね。今回は、これから家族でキャンプを始めようと思われている人に、オススメなテントをご紹介しようと思います。
これから選ばれるテントの参考になればうれしいです。また、テント選ぶ上での注意点やキャンプ時に注意点など知っておいたほうがいい部分をあわせてご紹介していきます。
テントの種類とそれぞれのメリット・デメリット
テントの種類を大きく分けると、「ドーム型」「2ルーム型」「ワンポール型」の3種類に分けられます。
一般的なタイプのドーム型テント
キャンプ場でも多く見られるタイプのテントではないかと思います。ドーム型テントとは、内側に立てるドーム型になったテント(インナーテント)にフライシートをかけて使用するテントのことをいいます。メリットとしてあげるとすれば、実質2枚のシートを被せている状態なので雨に強く、形が流線形のため、風のあおりを受けにくい形状になっています。
これはかなり大事なことで、キャンプ場は時に強風が吹くこともあります。そんな時にテントが飛ばされでもしたら大変なことになります。風の影響を受けにくいテントを選ぶのもポイントです。また、2本のポールで自立しているのでペグを打たなくてもテントの形を保つことができます。
そのため、撤収時には、テントを裏返すだけで裏側を乾かすことができます。これも以外に大事で、雨が降っていなくてもテントは濡れてしまうものだと思ってください。そのままにしておくと、カビが生えたりして、せっかく買ったテントの寿命が短くなってしまいます。デメリットは、ズバリ居住空間の狭さだと思います。高さが大人の中腰くらいなので腰を曲げた状態で行動しなければいけません。
しかし、最近では、居住空間の狭さを克服した、大型のドーム型テントも注目されてきているので後ほどオススメテントでご紹介しようと思います。
タープ機能をもった2ルーム型テント
ここ数年、人気を保っているのが、この2ルーム型テントです。特にファミリーキャンプを始められる家族が購入される印象が強いです。2ルーム型テントのメリットは、リビングと寝室を分けることができて、空間をゆったりと使用できる点です。
ファミリーキャンプだとどうしても荷物が多くなってしまい、収容できるだけのスペースが必要になりますが、このテントは問題ありません。また、テントとは別にタープを立てなくても雨が凌げるのもメリットの一つです。デメリットがあるとすれば、その大きさになるのではないかと思います。縦の長さが4m以上のものもあり、サイト内でのスペースを必要になるため設営が大変になることがあります。
また、テントのサイズが大きいという事は金額にも比例してきてしまします。つまり高いという事です。これも、デメリットといえるのではないでしょうか。
簡単設営のワンポールテント
とんがり帽子のような形のテントが近年増えてきていますが、それがワンポール型テントです。名前の通り、ポール1本でテントを支えているテントで、とてもオシャレに見えます。ワンポール型のメリットは、とにかく設営のしやすさです。
テントの隅にペグを打って固定し、ポールを立てると出来上がりです。女性や初心者でも一人で簡単に設営でき、慣れれば10分もかかりません。また、ドーム型だと天井が低いため、中腰の状態での行動となりますが、ワンポール型だと2m以上のものもあり、大人でも立って行動できる点はすばらしいです。
デメリットの部分は、ワンポール型はテントの中心にポールを立てるので、それが邪魔に感じるときがあります。また、三角形の形のため隅の部分がどうしても狭くなっています。そのため、テントにはおおよその収容人数が記載されていますが、思っていたよりも狭く感じるので、それよりも1つ大きめのテントサイズを購入することをオススメします。
テントを選ぶ際に注意する点
まず一番に考えたくてはいけないことは、テントを何人で使用するのかという点です。
テントには〇人用という記載がされていて、購入する際の目安になっています。仮に4人家族ならテントは4人用を購入すればいいと思ってしまいがちですが、これは4人が寝袋で寝るにはちょうどいいスペースだと思ってください。
実際には、テント内に着替えや荷物などを収納しないといけないため、」4人用のテントではスペースが足りないのです。このため、テント購入の際には、「家族の人数+1~2人」をイメージして購入しましょう。また、初心者の人が最初からテントをすばやく設営するのは難しいです。そのため、最初は設営が簡単なテントを選ぶということが重要なポイントになると思います。上記で紹介したテントならワンポールテントが一番設営は簡単です。そして以外に大事にしてもらいたいと思うのは、デザインです。
どうしても機能面に目がいきやすいのですが、自分好みのテントでないものを購入してしまった場合、他のキャンパーさんが自分好みの物を使用していたら、羨ましく感じてしまいます。テント自体が高額な買い物になるので、すぐに新しいテントを購入することはできにくいと思います。
購入の際には、機能面とデザインの両方が納得できるテントを選んでくださいね。
テント設営時の注意点
キャンプ場に到着したら受付をすませて、テントの設営を行います。まずは、簡単にテントの出入口はどこにするなどのレイアウトを決めましょう。
だいたい決まったら、次は簡単に整地です。
テントの下に石などがあると、寝心地が悪いという面もありますが、大事なテントを傷つける事にもつながるため、大事な作業となります。
テントの設営場所で注意すべき点は「なるべく平らな場所で設営する」「水はけのよい場所を選ぶ」がポイントです。区画サイトの場合、地面が整地されていることが多いですが、フリーサイトだと傾斜がかかっている場所も多々見られます。
なぜ平らな場所のほうがいいかというと、寝にくいからです。人間の体は以外に敏感で、ちょっとしたことで寝れなくなったりする事があります。地面がデコボコしていると特にそういったケースになりがちです。しかし、平地が絶対にあるわけでもないので、なるべく平らな場所を探してみて傾斜を上にして設営をしてください。
そして、水はけのいい場所を選ぶ理由は、地面にヘコミがあったり、湿っている場所は水が溜まりやすいため、テントが浸水する恐れがあります。どういった部分に注意すればいいかというと、吸水性の高い粘土質な土は水はけが悪くなりがちです。砂利やのような地面のほうが水はけはいいと思います。そして、テントの設営場所として避けたほうがいいところがあります。
まずは中州です。
万が一、増水した場合は命の危険も考えられるのでやめましょう。
何年か前にニュースでも急な増水でレスキュー隊が出動する事態になっていましたね。そして落石の形跡のあるような崖下です。土砂崩れの心配もありますので、注意が必要だと思います。これは、キャンプを楽しむための注意点なのですが、テントから見える景色も以外に重要だと思います。
上記のような面に注意しつつ、テントからどんな景色を楽しめるかを考えると、ただテントを張るという作業も楽しくなりませんか?
楽しみながら設営してみてください。
キャンプをするときの主な注意点
キャンプ場には、たくさんのキャンパーさんがきています。皆さん同じようにキャンプを楽しむためには、いくつかの注意点があります。
特に注しなければいけないこととして、「大声で騒ぎすぎない」「炊事場の使い方に注意する」「他のキャンパーさんの区画に入らない」「火の始末は確実に行う」の4点は確実に注意が必要です。
まずは1つ目の「大声で騒ぎすぎない」ですが、どうしても楽しくなってくるテンションも上がって声が大きくなりがちです。他のキャンパーさんもいるので、特に夜間や早朝は配慮しながらキャンプを楽しんでください。
次に2つ目の「炊事場の使い方に注意する」ですが、炊事場は皆さんが利用する場所になるので、ゴミをそのままにしたりするのは、ルール違反になります。
次に使う人が、気持ちよく使えるように心がけましょう。そして3つ目の「他のキャンパーさんの区画に入らない」ですが、皆さんどんな感じでテントを設営しようか考えて準備をしています。そのテントは、家と同じだと思ってください。自分の家に勝手に入ってこられたら、誰だっていい気持ちはしないと思います。
ゆっくりしたいとキャンプにきている人もいますので、たとえ空いている場所があっても横切ったりしないようにしましょう。
4つ目の「火の始末は確実に行う」ですが、キャンプ場では、焚火や料理など火を使う機会がどうしても多くなります。ちょっと目を離した隙に芝生に引火してしまったという話もよくあります。何かあった時のために、すぐ消化できるよう水を準備するなどの対策を忘れないでください。また、残った木材や炭はキャンプ場のルールに従って片づけを行いましょう。
おすすめのテントのご紹介(10選)
お店に行ってもたくさんのテントがあって悩んでしまいますよね。ソロ、グループ、ファミリーキャンプにあったテントとなると本当に何を選んだらいいか分からなくなります。
そこで今回は、ファミリーキャンプで使えるおすすめテントを10選ご紹介させてもらいます。ファミリーで使うテント選びの参考になればうれしいです。
スノーピーク アメニティドームM
高品質のスペックでありながら、お求め易い価格帯。初心者キャンパーの入門用テントとして圧倒的な人気を誇る、スノーピークの超ベストセラーテントです。
【楽天市場】スノーピーク(snow peak) テント アメニティドームM 5人用 SDE-001RH:SNマート 楽天市場店 (rakuten.co.jp)
Coleman タフワイドドームIV 300
タフワイドドームIV 300はコールマン王道のドーム型テントです。床面積は300×300cmと広く、大人5〜6人が横に慣れる大きさがあるため、荷物スペースを確保する際は、大人4名ほどが適切です。
ogawa テント ドーム ピスタ5
たてやすいクロスフレーム構造になっており、初心者でも簡単に設営できる設計となっています。シェルターと組み合わせることが可能になっており、前面パネルの張り出しができます。
スノーピーク ランドロック
リビングと寝室をひとつでまかなえることができる合理的な2ルーム型テントです。設営・撤収時間が大幅に縮小されます。中でもランドロックは、風に強いフレームワークと快適な居住性により、オールシーズンでキャンプを楽しめ、お客様の満足度もトップクラスです。
Coleman タフスクリーン 2ルームハウス
引用: コールマン(Colman)
1人でも簡単に設営可能なアシスト機能を備えています。強風に強いアルミ合金製メインポールを採用しており、素材面でも素晴らしいテントです。前室も活用できる2ルーム型となっているため広々とスペースが活用できます。
キャプテンスタッグ モンテ スクリーンツールームドームテント UA-44
引用:モンテ スクリーンツールームドームテント(5~6人用) – アウトドア・キャンプ用品 – キャプテンスタッグ (captainstag.net)
左右には張り出せるひさしがついてさらに広々とした空間が作れる仕組みとなっています。インナーテントには出入りしやすいD型出入り口を採用いています。側面部分は全面メッシュで通気性もよく、虫の侵入も防ぎます。持ち運びのしやすいキャリーバッグもついていてコンパクトに収納もできるため、荷物が多くなりがちなキャンプでも快適です。
DOD ビッグワンポールテント
引用:ワンポールテントL(タン) T8-200-TN – DOD(ディーオーディー):キャンプ用品ブランド
ペグを打ち込み、ポールを立ち上げれば完成するワンポールテントです。大人も立つことができる天井高300cmを確保しており、大人8人が寝られるスペースがあるので、家族の荷物を収納しても問題ありません。
NORDISK(ノルディスク) アウトドア テント アスガルド
引用:正規品 ノルディスク アスガルド 12.6 Nordisk Asgard 12.6 テント本体 | 新着 | plywood(プライウッド)
テクニカルコットン素材という素材で作られているので、保温性や透湿性に優れているコットン素材に加えて、雨や強風などの悪天候でも耐えることができます。また、テント内にベンチレーションや窓もあるため、冬にキャンプを行い、テント内に薪ストーブなどを入れたとしても、空気がしっかりと循環する温かい空間で過ごすことができます。
冬でもキャンプがしたい人におすすめのテントです。
ロゴス ナバホ Tepee 400
引用:LOGOS ナバホ Tepee 400|ギア|テント|ワンポール|製品情報|ロゴスショップ公式オンライン
ロゴスならではの、ナバホ柄で他のテントとは被らないおしゃれなデザインが魅力のテントです。特に女性に人気のあるテントになります。最初からグランドシートがついている状態なので、どんな場面でも快適に一夜を過ごすことができます。
Amazon | ロゴス(LOGOS) Tepee ナバホ400セット-BA 71809522 ベージュ (約)幅400×奥行345×高さ235cm | ロゴス(LOGOS) | テント本体
テンマクデザイン ビッグルーム
通常のドーム型のデメリットであった居住空間の狭さを解決したビックドーム型が注目されてきています。山岳ベースキャンプにも使用可能な耐風性を備え、通気性抜群で快適な居住空間のドーム型シェルター。使用しているフレームワークは海外の「エベレスト遠征隊」が実際に使用したもので、信頼のDACが製造しております。
【楽天市場】テンマクデザイン ビッグルーム:WILD–1楽天市場店 (rakuten.co.jp)
まとめ
コロナ過の影響で、人との距離感が難しい世の中になっていますが、ずっと家の中にいることは正直難しいです。こういったキャンプのような屋外で楽しめることを家族や友人と行うことが今後さらに増えてくると思います。
今回は、キャンプ・アウトドアにおすすめなテントということで書かせていただきましたが、少しでも参考になればうれしく思います。
自分にあったテントで、キャンプを楽しいんでいる皆さんの姿を想像すると、こちらもうれしくなりますので、いいテントに巡り合うことを祈っています。
経験者からのコメント
佐々木 駿(Shun Sasaki)
アウトドアを始めて約10年。家族や友達とのオートキャンプからソロでバイクでのツーリングキャンプ、登山では百名山登頂を目標に、1年を通してアウトドアを楽しんでいます。
コメント
オススメとして掲載されているテントは、どれも居住性が高くストレス無くテント内で過ごせると思います。
特にツールームタイプのテントは前室を荷物置きスペースやリビングスペースとして使用できる為、寝室と区別して使い易いです。ただ、やはり「大きなテント」「居住性の高いテント」は設営がもれなく大変です。
特に初めての設営では数時間掛かる人も多いです。キャンプ場で苦い思い出になると、せっかく購入したテントも使用するのが億劫になります。キャンプ場でスムーズに設営出来るよう、自宅の庭や近くの公園で設営の練習をされる事をオススメします。
安全に楽しい思い出を作る為にも入念な準備と予行演習を行う事を怠らないようにしましょう。
巽 翔太(Shota Tatsumi)
和歌山県出身のキャンプ好き3児のパパ
社会人になり始めたキャンプは、月1回のペースを目標にキャンプをしています。写真は仲のいい家族とキャンプをした時の写真です。テントではなくシェルターになりますが、OGAWAツインピルツフォークTCを使用しています。コロナ禍にある最近では※ソログルキャンにハマっています。※ソロ同士で楽しむグループキャンプのこと。
コメント
テントを選ぶにあたって、まず初心者の方は今後も続けるかわからないキャンプのテントに大金はキツイ…初めての設営で説明書を見て…と不安な人も多いハズ。そんな方にはドーム型のワンタッチテントがおすすめ!傘の様にワンタッチで設営でき、価格も安価で初心者には良いと思います。まずは安価に!設営しやすい!を基準にしたいですね。
そこで私のオススメ! 2ルーム型のスノーピークの『アメニティドーム』です。
|
前室もあり、居住空間も広く、そして私がこの商品に感動したのは設営のしやすさです。枠組となるポールの先端には配色されており、インナーテント・フライシートと色を合わせて組み合わせると設営できるという点です。種類もS〜Lがあり幅広く対応しています。価格はそこそこしますが、申し分ないと思っています。
コメント