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車内で聴く音楽をグレードアップした、車内での快適性を高めたい、そのような方のためにDIYデッドニングする方法を紹介します。
- デッドニングとは
- デッドニングをする効果
- デッドニングする車のドアの構造
- DIYでデッドニングするために必要な物・費用
- DIYでデッドニングする方法・手順
デッドニングでドアの振動を少なくする・抑えることによって快適性の向上やスピーカーの音をより味わうことができるデッドニングは作業工程が少し多いですがDIYで挑戦する価値のある内容です。それでは見ていきましょう。
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デッドニングとは
デッドニングとは車の走行中に発生する振動や雑音を抑えるためにドアに専用の材料を貼ることによってそれらを抑えることです。車内における騒音対策や、スピーカーの音質を高めるための方法としても知られています。
デッドニングに使用されるものは制振材、吸音スポンジなどが一般的です。素材には様々なものが選ばれていて、樹脂製の制振材やゴム製の制振材、またはアルミ製制振材といったものが採用されています。
デッドニングをする効果
デッドニングをする効果として次のような点が挙げられます。
- ドアから発生する振動や雑音を抑えることができる
- スピーカーの本来の性能を味わうことができる。
それではひとつずつメリットを見ていきましょう。
ドアから発生する振動や雑音を抑えることができる
デッドニングする最大の効果はドアから発生する振動や雑音を抑えることができる点です。制振材や吸音スポンジなどをドアの適切な場所に貼りつけることによって、エンジン始動中にドア内側から発生する音を抑えることができます。音を抑えることができれば走行中の車内での騒音を必然的に少なくすることができるので、車内での快適性を向上させることができるのです。
スピーカーの本来の性能を味わうことができる
車内で音楽やラジオを聴くことが好きな方にとって朗報で、デッドニングすることによって車内スピーカーの本来の性能を味わうことができるようになります。
スピーカーの性能を高めるというわけではありません、デッドニングで振動などをなくすことができればスピーカーから発せられる音を今まで以上に味わうことができるようになる、つまりスピーカー本来の性能を味わうことができるという仕組みです。品質の良いスピーカーを取り付けることができることに越したことはありませんが、デッドニングはスピーカーの買い替えよりもコストが確実に安いですから、コスパの良いチューニングと言っても間違いありません。
デッドニングする車のドアの構造
デッドニングする車のドアの構造も理解しておきましょう。車内から見た時、ドアの最も外側にあるものは内張りです。ドアの内張りは樹脂で作られています。その樹脂を外すことで内部の配線やドアの骨となる部分を見るとことが可能です。
内張りを取り外したときに手前に見える部分がインナーパネルで、インナーパネルよりも奥にある部分はアウターパネルと呼ばれています。デッドニングの対象となるのはインナーパネルとアウターパネルの両方です。さらに、インナーパネル面にはサービスホールと呼ばれる穴の部分がありますので、この穴を覆うよう制振材を貼りつけます。アウターパネルにはインパクトビームという安全装備の一種が取り付けられていますので、これにも制振材を貼るとより高い効果を得ることが可能です。
DIYでデッドニングするために必要な物・費用
DIYでデッドニングするために必要な物には次のようなものがあります。
- 内張りはがし
- 必要量の制振材(又はデッドニングキット)
- ヘラ
- カッター
それぞれの道具について少し詳しく見ていきましょう。
内張りはがし(価格:1,000円くらい)
内張りはがしはデッドニング作業で必ず必要です。理由は内張りをはがすため、これに尽きます。デッドニングの作業対象は内張りの中にありますので、内張りはがしを必ず外さなければなりません。内張りはがしを使えば内張りに傷をつけることなく安全に外すことができます。
制振材(又はデッドニングキット、デッドニングキットの価格:2,000-9,000円)
デッドニングに必要な量の制振材を用意しましょう。デッドニングキット呼ばれる、いろいろな制振材がセットとなっているものも販売されているので、デッドニングキットを購入することは制振材を用意する方法としては効果的です。
ヘラ(価格:300円~)
貼りつけた制振材をしっかりと貼りつけるためにヘラを使用します。確実に貼りつけることで制振材がはがれ落ちる心配もなくなって安心です。
カッター(700円~)
サービスホールに制振材を貼るためにはサービスホールの寸法を測定して、その寸法より大きめに制振材を貼りつけます。その際に材料をカッターで切り取るので、カッターを用意しておきましょう。
脱脂アイテム(シリコンオフの価格:700円~)
脱脂する際にはシリコンオフを使っておくと確実・無難です。シリコンオフをインナーパネルとアウターパネルに吹きかけてタオルで拭き取りましょう。
DIYでデッドニングする方法・手順
DIYでデッドニングする方法・手順は次のようになっています。
- 内張りなどを取り除く
- 貼りつける材料の用意をする
- 貼り付け部分の脱脂を行う
- 実際に制振材を貼りつける
- 内張りを取り付ける
各作業工程を見ていきましょう。
内張りなどを取り除く
内張りはがしを使って内張りを取り除きます。内張りはがしを内張りとドアの隙間から取り入れて、結合部分を見つけて取り外してください。内張りを取り除いたら、インナーパネルに貼ってあるビニールを取り外しましょう。この時にサービスホールの型を取ってビニールにマジックペンで記録しておくと、後の作業が楽です。
貼りつける材料の用意をする
インナーパネルやアウターパネルに貼りつける制振材を用意します。特にサービスホールに貼る制振材(アルミ製が多い)の寸法に沿って少し大きめに、先ほど下書きしたビニールの下書きを活用して用意すればOKです。
貼り付け部分の脱脂を行う
貼り付け部分の脱脂を行いましょう。シリコンオフをかけてタオルで拭き取ってください。これをしておけば貼りつけた制振材がしっかりとくっつきます。
実際に制振材を貼りつける
用意ができたら、インナーパネルやアウターパネルに制振材を貼りつけてください。アウターパネルのインパクトビームに1枚分の制振材を貼りつける、数センチ単位で隙間を開けて制振材を貼るなど貼り方は様々ですが、作業性と自身の技術に合わせて貼っていきましょう。アウターパネルには樹脂製、インナーパネルのサービスホール類にはアルミ製を用いて作業を進めます。内張りを留める穴を埋めないようにしましょう。
内張りを取り付ける
最後に内張りを取り付けたら完了です。内張りがしっかり固定されていることを確認しましょう。
まとめ
デッドニングを施すことで車の振動音などを削減して快適性やスピーカーが本来の性能を発揮することができるようになります。
内張りを剥がすことや制振材のカット・貼り付けなど作業工程が多いですが、デッドニングキットも発売されていて材料を揃えることは容易にできますので、ぜひDIYのデッドニングに挑戦してみてください。
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