こんにちは!@Tanojobライターチームです!
ロードバイクやクロスバイクを楽しんでる皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
この間ブエルタ・ア・エスパーニャが終わって一年の内のグランツールの優勝者が全て決定しました、ブエルタでも個人TTがありましたが、優勝候補ってTTが速い傾向があります。(TTとは?:タイムトライアルの略称。決められた区間を一人ずつ走り、最速を決める競技)
ロードバイクに乗って一度はDHバーを付けようと思った方はけっこういるんじゃないでしょうか?
- DHバーを付ければ速く走れそう!
- バイクがかっこよくなるかも!
でもいざつけようと調べてみると
- 種類が多すぎる!
- つけ方が良く分からない!
などなど…思う方も多いですよね~というわけで今回はDHバーをいくつもつけて使用してきた私が付け方や使用点をがっつり解説させて頂きたいと思います!最後まで是非ご覧くださいね!
DHバーの種類
まずDHバーの種類を大きく3つに分けて紹介していきたいと思います。
- ストレート
- SKIベンド
- Sベンド
それぞれを以下で解説していきます!
ストレート
曲がることなく真っ直ぐ突き出しているタイプ、ハンドルとサドルの落差があればあるほど使いやすいと思います。
プロの落差は大きいのですが、最近はプロの使用率が減ってきているのではないかと思います。これの理由としては恐らくエアロバー75㎝ルールのせいでしょう。使われる可能性があるのは短距離でしょう。
代表的な使用者はカデル・エヴァンス、ファビアン・カンチェラーラなどですね!
SKIベンド
最初はまっすぐ、徐々に天を突くような形になっているのがSKIベンドです。リラックスして走ることが出来るのにかなり速い、私の一番のお気に入りです。
そしてプロでも最も使用率の高いものですね、30㎞以上の個人タイムトライアルでは大半の選手がこれを使用しているのではないでしょうか?
市販のものはないのですがチームスカイがチームメイトそれぞれの体に合わせて3Dプリンターで作成しています。だからクリスフルームのSKIベンドって人間工学さながらの形ですよね?(見たことない人はフルームのTTバイクを見てみてください。)
代表的な選手はクリスフルーム、ラッドリーウィギンス、ゲラントトーマス、トム・ドゥムラン(強い選手ばっかり、、。)ですね!
Sベンド
これはどちらかというと短距離向けです。
体重をかけて握るのではなくパッドを支点とし、てこの原理を使って体をガッチリと固定します。これでは上半身の筋肉を使いすぎるので長距離には向かない代わりに短距離で遥かにパワーを出すことが出ます。
それではお次はDHバーの取付方法について解説していきますね!
DHバーの取り付け方
さて、どのDHバーを使ってみたいかは決まりましたか?
それでは付け方を見ていきましょう。実際のところクロスバイクとロードバイクの間に付け方に大きな違いはありません。しいて言えばクロスバイクは一体型シフト・ブレーキレバーの位置を調整しないとワイヤーにDHバーが引っかかってしまう可能性があるということ。
ロードバイクはバーテープをステムの近くまで巻ききっている場合はうまく付けられないことが多い事ですね!
DHバーのつけ方はバイクの種類でも違いますのでそれぞれの注意点を下記に記載しておきます。
クロスバイク
まず大抵のクロスバイクのハンドル構成は
- フラットバーハンドル
- バーエンド
- グリップハンドル、
- 一体型シフト
- ブレーキレバー
となっています。
DHバーを付ける時に基本的にはステムの左右に少し余裕を開けて付けます。もしこの時、一体型シフト・ブレーキレバーに干渉しそうなら、ステムの横にべた付けしましょう。
ロードバイク
フラットロードなのではない限り大体はドロップハンドル。まだ移行は進み切っていませんが最近のバイクは大体STIは触覚ではありませんよね?(触覚:旧型のSORAなどで見られたSTIからのシフトケーブルが横に伸びている状態)
最近は、大体はハンドルに沿っている見た目がすっきりしているものが多い、思いますが、この場合はハンドルに添わせたケーブルがステム近くまで行かないように、早い段階でバーテープを巻き終えるのがポイントです。
DHバーは結構幅を取るので、ドロップハンドルの裸の部分に余裕が無いと、窮屈になりがちです。DHバーを付ける前にここはしっかりとチェックしておいてください。
それではいよいよDHバー取り付けの方法を解説していきますね!
DHバーの付け方
値段によって左右されるのが多いのですが、DHバーは取り付けた後にパッドの位置を調整することが出来ます。そして値段が上がると、バーの高さや角度をかなり細かく設定できますが、普通の人にはあまり必要はないと思います。
つまりステムの横にベタ付けしていても位置調整は可能なので心配はいりません。
そして、次の注意点。
基本的に水平に取り付けましょう、これはかなり重要なポイントです。何故かというと例えば前に傾くような形で取り付けた場合、前に手が落ちるような体制になり、バランスをうまく取れずに落車する危険性があります。
実際のところ、低い姿勢を取りたければ、上向きにする方が深い姿勢が取れますので”
まずは水平に→少しずつ上向きなどを試してみる”という風な手順を辿ると失敗がありません!
更に、バーの長さは長すぎてはいけません。
相当に大柄な方でない限り問題ないはずですが、道路交通法で車輪から突起物が出てはいけないというものがありますので、適度な長さに調整、適宜カットすると見た目が綺麗です。
バー同士の間隔は10㎝程度から試してみましょう。本人の好み(広め、狭め、など。)によるところが大きいものではありますが、全く分からない方はそこから始めるといいと思いますよ!
パッドの間隔は広めからするのもポイントですね!狭さというか、空力を求めて最初から狭くする人がときどきいますが、止めましょう。使ったことが無い人は、DHバーを握るバランスを掴むのが先決です。
広めだと呼吸も楽にすることが出来、比較的バランスを取りやすいので転ぶことは無いと思います。(まぁ実際DHバーのせいで転んだという人は滅多に聞きませんが、、。)
DHバー取り付けの注意点
さぁ付けることが出来ました、しかし重要な点が…。
バイクを俯瞰してみてください。重心が前寄りになりがちです。つまりどういうことか?いい意味でも悪い意味でも速度が出てしまうのです。
初心者でも30km/h以上は出てしまうでしょう。
そして前重心ということは慣性も後ろ重心よりも上昇します…そう、単純に「危ない」んです。急に人が飛び出して来たら手をかけている時より反応が遅れることになり、最悪の場合引いてしまうことになりかねません。
なのでDHバーを使用するのは
人が少なく、見通しの良い場所のみで!!
サイクリングロード、田舎の道を使用する人であればそういう道。これは本当に徹底してください、公道でガンガン使うのは止めましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回はロードバイクやクロスバイクにおける、DHバーの付け方について見てきました。実際に握って使用すると、前方投影面積(CdA)が小さくなり、初心者の方でもかなり速い速度で巡航することが可能になります。その分事故には十分気を付けていきましょう!
ということで今回はここまで!最後まで読んでいただきありがとうございました。
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