車中泊におすすめのフルフラットになる車種4選です。大型バンと軽自動車タイプでフルフラットにできる車をご紹介します。
アウトドアに出かける・遠出を頻繁に行う方にとって車中泊も大切なお出かけイベントです。その時にフルフラットやそれに似たような空間を生み出すことは大切、軽自動車でも数多く採用され始めました。それではそのような車を見ていきましょう。
トヨタ ハイエース
引用:トヨタ公式ホームページ
車中泊におすすめのフルフラットになる車種その1はトヨタ ハイエースです。
商用車・乗用車で、さまざまなスポーツやアウトドア活動、さらには仕事における荷物の運搬などで使用されるという実用性に富んだ自動車の代表格になります(そのため盗難率も高い)。
ハイエースのシートは便利な作りになっている点に注目です。
運転席や助手席をリクライニングさせることでフルフラットにすることができ、リヤシートもリクライニングさせることでフルフラットスペースを増やすことができます。
- 標準ボディで全長4,695mm x 全幅1,695mm x 全高1,980mm
- ワイドボディタイプなら全長4,840mm x 全幅1,880mm x 全高2,105mmとボディサイズは大きいです。
そのボディサイズから期待できるように、荷室幅1,520mmに荷室高1,320mmで車中泊でも余裕を持てる広さ、荷室長はリヤシート通常時で1,855mm、リヤシートを折りたたむことでそれは2,470mmへと変身します。
荷室にマットや布団を敷いて寝ることは可能です。
荷物の運搬における実用性の高さはもちろんのこと、運転席をフルフラットにすることや荷室空間も利用することで快適な車中泊を過ごすことが期待できる車となっています。
日産 NV350キャラバン
引用:日産公式ホームページ
車中泊におすすめのフルフラットになる車種その2は日産 NV350キャラバンです。日産 キャラバンと言えばハイエースと比較されることの多い商用車・乗用車で、この種の車の購入を検討している方・実際に購入した型にとってはどちらを選ぶべきか悩まれた方も数多いことでしょう。
バンロングボディ標準幅標準ルーフ仕様で全長4,695mm x 全幅1,695mm x 全高1,990mmのボディサイズ、先ほど紹介したトヨタ ハイエースの標準モデルと比較しても違いがあるのは全高の10mm(キャラバンのほうが10mmは全高い)のみです。
荷室寸法に注目すると、バン プレミアムGX 5人乗モデルの場合、荷室幅1,520mmと荷室高1,325mmとなっていて、このスペースにはハイエースと同じように布団やシートを敷くことで車中泊にも利用することができます。
荷室長の最大長はこのクラスの車両でトップクラスの3,050mmです。フルフラットにして休んでも荷室路利用して休んでも、どちらか好きなほうを選ぶことができます。
車中泊向けの専用アイテムもいろいろ発売されているので、オリジナルも良いけれどアレンジを加えて車中泊を楽しみたいならキャラバンがおすすめです。
スズキ エブリイ
引用:スズキ公式ホームページ
車中泊におすすめのフルフラットになる車種その3はスズキ エブリイです。
スズキを代表するオーバーキャブ(オーバーキャブとはエンジンの上に運転席が設置されているタイプのくるまのこと)軽自動車であるスズキのエブリイ、特に荷物を頻繁に運ぶ方や事業用としても活躍しておりその性能の高さは周知のことでしょう。
ハイルーフJOINターボタイプを例に挙げると、ボディサイズは全長3,395 x 全幅1,475mm x 全高1,895mm、これまで紹介したトヨタ ハイエースや日産 NV350キャラバンと比較すると車両サイズさは当然強く感じられます。
とはいってもさすがは人気のある軽自動車タイプの商用車、積載能力は抜群です。
後部座席を倒した状態で、荷室床面長1,955mm、荷室長は2名乗車時でそれぞれ1,910mm、荷室幅は4名乗車時で1,385mm、荷室高1,240mm、このスペックは軽キャブ(=1BOX型軽商用車)の中でトップクラス・ナンバーワンのサイズです(2018年5月調べ)。
荷物をできるだけ多く運びたい、なおかつ軽自動車で車にかかる経費をできるだけ減らしたいという方にもおすすめできる車となっています。
今回のテーマの通り、エブリイは車内シートをフルフラットにすることが可能です。車中泊をしたい場合には運転席・助手席・後部座席を全て倒すことで快適な空間を用意することができます。上で述べた荷室寸法を見ればわかるように、荷室にシートやマットを敷いて車中泊することもできそうです。
荷物をある程度載せることができる、フルフラットにできて、車にかかる経費をできるだけ減らしたい、そんな方にはスズキ エブリイはおすすめの車となっています。
ダイハツ ウェイク
車中泊におすすめのフルフラットになる車種その4はダイハツ ウェイクです。ダイハツ ウェイクはトールワゴンの軽自動車、アウトドアに出かけたくなるようなデザインが印象的な車になります。
ボディサイズは全グレードで共通していて、全長3,395mm x 全幅1,475mm x 全高1,835mmです。先ほど紹介したハイルーフタイプのスズキ エブリイと比較すると全高を除きすべて同サイズとなっています。荷室寸法では、荷室高1,140mmで荷室幅875mmです。室内長2,215mm x 室内幅1,345mm x 室内高1,455mmとなっています。スズキエブリイには劣る印象です。
ウェイクの魅力はフルフラットにできるところでしょう。しかし、フルフラットにするには上下2段調節式デッキボードが必要となり、Gターボ“レジャーエディション SA Ⅲ”、Gターボ“SA Ⅲ”、L“レジャーエディション SA Ⅲ”のグレードでのみフルフラット化が可能です。
フルフラットにしなくても、ロングソファモードやフラットラゲッジモードにすることは可能ですから、そのアウトドアに出かけたくなる活動的なボディカラーリングや内装も相重なって、車中泊や外出を楽しく行うことができるでしょう。
経験者からのコメント
佐々木 駿(Shun Sasaki)
アウトドアを始めて約10年。家族や友達とのオートキャンプからソロでバイクでのツーリングキャンプ、登山では百名山登頂を目標に、1年を通してアウトドアを楽しんでいます。
【コメント】
私は2年ほど前に初めてファミリーカーを購入しました。
フルフラットに出来る為、とても重宝しています。山登りでは登山口にある駐車場に前乗りして快適に車中泊が出来ます。
サイズも2000ccとちょうど良く、通勤や家族での週末ドライブと万能なところがお気に入りのポイントです。
ただ通勤や1人で使うタイミングでは、もう少し小さくて良いなと思う時があります。一方で家族で寝るにはハイエースやキャラバンクラスの大きさがベストかなと感じる事も多々有り、なかなか選択が難しいです。
購入時には予算やライフスタイルに合う車種が何なのかよく考え、更にはアウトドアマンとして地球に優しい車種の選択を心掛けましょう。
まとめ
フルフラットにできる車両は意外と限られていますが、今回はその中でも4種類の車両を紹介しました。
バンタイプの車や軽自動車ではフルフラットを採用する車が多く、フルフラットでなくてもその幅広い荷室を利用して車中泊を充実させることが可能です。
予算も関係してくるので、自身の都合に合ったフルフラット車両を選ぶようにしましょう。
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