こんにちは!楽しいを仕事にする為に日々奮闘する、りょーや(Twitter/@Tanojob)が編集長のTanojobです!
登山していて一番辛いのが何と言っても「膝の痛み」ですよね?
かく言う私もまさに膝の痛みに日々悩まされている一人です。
「どうしてこんなに膝が痛むの?」
その答えはさておいて、この膝の痛みを解消してくれる便利グッズが「インソール」です。
特に、クッション性能の優れたインソールの場合、その効果は抜群です。
登山していると、どうしても重い荷物を詰め込んだザックの重量が足腰、特に膝に強いダメージを与えます。その衝撃を吸収し、痛みを劇的に和らげているのがインソールです。
そこで、この記事では次の2点についてお話をご紹介させていただきます。
- 本当にインソールは膝の痛みを解消してくれるの?
- 膝が受ける衝撃を、うまく吸収してくれるようなクッションの選び方のポイントは?
いずれも、膝痛を解消したい登山者にとっては切実な問題ですよね?
それではこれから、この膝の痛みを可能な限り解消してくれる魔法のアイテム「インソール」の選び方についてご紹介いたします。
どうか最後までおつきあい下さい。
登山での膝の痛みはインソールで解消できる?
結論から申しますと、自分の足にフィットしたインソールを使うことで、「ある程度」膝の痛みは緩和できます。
ただし、念を押しますが「ある程度」です。
残念ながら、膝の痛みを完全に無くすためには、膝そのものの状態や具合を改善しなければ不可能です。
膝の痛みは長年の生活習慣や体重オーバー、怪我の後遺症、そして足の筋力低下など、その原因は様々です。そうした根本の原因が直らない間は、どんなに性能の優れたインソールを使用してもあなたの膝の痛みは100%解消されることはありません。
でも、安心してください。インソールを使うことで、痛みがだいぶ解消されることだけは確かです。
インソールを使った後と使う前とでは、痛み具合には雲泥の差が生じます。
特に短時間のハイキング程度であれは、驚くほど痛みを感じることはなくなります。インソールが痛む膝をうまくサポートしてくれているのを実感します。
その意味でも、膝に痛みがある方はぜひインソールは使うべきだと考えます。
膝の痛む原因
それでは、なぜそもそも膝が痛むのでしょう?まずその原因を考えなければなりません。原因を解消することこそ、膝の痛みを無くすベストの近道だからです。
膝が痛む原因は、自分の体験も含めて考えるとざっと以下の通りです。
- 長年、スポーツのやり過ぎや過酷な使い方(膝を酷使する職業など)をしたために膝軟骨がぼろぼろ。
- 体重オーバーで、膝が体重を支えきれなくなっている。(いわゆるデブの状態!)軟骨がすり減っています。
- 歩き方そのものが膝をダメにしている。膝が変形している可能性大。
- 若い頃の交通事故の後遺症(足の骨折や膝の打撲など)が悪化して、膝痛が発症するケース。
- 膝を支える筋力が老化によって低下し、もろに膝関節がぶつかって痛みを発症(膝が悲鳴をあげている)。
この内痛みの原因として最も多いのが「筋力低下」による膝の酷使です。私のように40年以上昔の「交通事故の後遺症」で苦しんでいる人も中には見られるようですが、それは全体からすればレアなケースです。
残念ながら我々は、年齢とともに体全体の筋力が低下していきます。これが老化です。
「若い頃には俺だって!」そうあなたはおっしゃるかも知れません。
けれど、鏡の前で裸になって全身をよ~く眺めて見て下さい。わかるでしょ?私の言っていることが。
鏡の中には、若い頃の筋肉隆々のあなたはいません。下腹がデロ~ンとせり出した、見るも無惨なあなたの裸体が曝されているはずです。
若い頃には、膝周りの筋肉があらゆる衝撃や酷使から膝を守り抜いてくれていたのです。ちょっとやそっと無理をしたって、痛みなんか出るはずもありません。
けれど、その最大の「守護神」とも言える筋肉が加齢とともに徐々に落ちてきたため、膝を守り切れなくなってしまったのです。
インソールの性能・役割
そもそも「インソール」って何?と思っているあなたに、あらためてお伝えします。
インソールとは、靴底と足の間に張ってある「中敷き」のことです。だから、ほとんどの靴には初めからインソールは付属しています。
インソールの役割(働き)は、概ね次の通りです。
- 足裏やかかとが地面から受ける衝撃の吸収材、言い換えるとクッションのような働き
- 体のバランスを整え、歩きやすくする働き
- 土踏まずのカーブを支え、足の疲れや腰痛、膝痛を緩和する働き
- 靴の蒸れやニオイを取るとともに、靴擦れを防ぐ働き
こうした役割をインソールは担っています。
でも、初めから靴に装着してあるインソールに、それら全てをカバーする能力はほぼありません。市販の安価な運動靴で丸一日山を歩き続けると、足や膝が相当疲れたり靴擦れを起こしたりするのはそのせいです。
その問題を解決するために、現在各メーカーから様々な種類のインソールが販売されています。かかとの部分には特に衝撃を吸収する材料が使われたり、足底全体を包み込むように支えて疲労を軽減させたりするものなどバリエーションは豊富です。
それではどんなインソールを選べば良いのかについては、次の章でご説明いたします。
クッション吸収のインソールの選び方とは?
選び方のポイント
結論から申しますと、クッション吸収のインソールの選び方にはポイントがあります。
それは次の通りです。
- 自分の足のサイズにあったものを選ぶ
- 使用する目的によって選ぶ
- 土踏まず(一般的に「アーチ」と呼ばれています)の高さに合ったものを選ぶ
以上3点です。
まず、何と言っても「自分の足のサイズ」にあったものを選びましょう。そのためには自分の足のサイズを正しく計測しなければなりません。
あなたもご存知のことと思われますが、足のサイズは朝と夕方とでは異なります。夕方は足がむくんでサイズが一回り大きくなっています。靴選びは夕方にすべきなのはそうした理由があるからです。
また、同じサイズの靴でもメーカーによってインソールは、微妙に大きさが違っています。自分の足に合ったサイズのものを選んで下さい。
もし、それでもうまく合わなかったら、足の大きさに合わせてハサミでカットして使いましょう。
次に、使用する目的によってインソールは選び分けて下さい。
インソールには大きく分類すると、登山などの「スポーツ用」と足のゆがみを直すための「矯正用」の二つのタイプがあります。もしあなたが登山でインソールを使うのなら、ためらわずに「スポーツ用」を選んで下さい。インソールが靴底の衝撃をクッション吸収してくれます。膝の痛みや怪我の防止には、抜群の働きをしてくれるはずです
最後に、アーチ(土踏まず)の高さには特別気を付けて下さい。アーチの高さは人それぞれです。「土踏まず」が高い人が低いインソールを付けたとしたら、足裏はうまくサポートされません。
逆に、アーチが低い人が厚めのインソールを装着したらよけいな圧力がアーチにかかってしまい、足の疲労や膝痛を招きかねません。
インソールを選ぶ際には、この3点に特に注意して下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
登山で感じる膝の痛みをインソールが解消してくれる仕組みや、クッション吸収してくれるインソールの選び方についてご説明してきました。
自分の足にうまくフィットしたインソールを使うことで、膝の痛みは格段に軽減します。
けれど、インソールだけでは完全に膝の痛みは解消できません。膝関節が、体全体の体重を支えきれなくなっているからです。体重を減らし、膝を支える足の筋力アップを図るより方法はありません。痛み止めの注射や膝に溜まった水(リンパ液など)を抜いても、一時的に痛みが遠のくだけです。完治には至りません。
それよりもインソールをうまく活用して足裏の衝撃をクッション吸収し、筋力アップとリハビリに重点を置いて膝痛の解消を目指した方が利口です。ぜひ、あなたの足に合ったインソールを見つけて下さいね!
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
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