今回は、「ジェットスキー」の免許取得について解説したいと思います。
水の上を豪快に水しぶきを上げながら、かっこよく走る水上オートバイ「ジェットスキー」って見たことありますか?
海や川、湖などで実際に見たことがある人もいると思いますが、ジェットスキーに乗っている姿って、かっこよく、なんだか憧れませんか?乗ってみたい!運転したい!って思いませんか?
私は実際に免許を持っており、ジェットスキーも運転しています。免許を持たず、ジェットスキーの後ろに乗って楽しむこともできますが、実際に自分で運転するのとは全然違いますよ~!自分で運転して、水面を走らせるのって、本当に気分爽気なんですよ!
でも、実際に運転してみたいと思っていても、免許ってどうやって取得するのかって、詳しくは分からないですよね。
- そこで今回は、ジェットスキーって免許が必要?
- 免許ってどこで取るの?
- 合格率は?
費用や難易度など、ジェットスキーの免許取得について徹底解説します。
これからの趣味のひとつに、ジェットスキーはいかがでしょうか?
ジェットスキーって免許が必要?
日本で水上オートバイ(水上バイク、ジェットスキー、マリンジェット)に乗るためには、国家資格である「免許」が必要です。(※一部海外では免許がいらない場所もあります。)
免許の種類は「特殊小型船舶操縦士免許」と言われる免許で、船舶免許とは別の免許が必要になります。(※以前は4級以上の船舶免許で乗れましたが、2003年と2004年の法改正後、船舶免許とは別になりました。以前の免許をお持ちで、更新していない方は、一度確認して見てくださいね。)
特殊小型船舶操縦士免許とは、海、川、湖など岸から2海里(約3.7km)までの範囲で水上オートバイを操縦できる免許です。(※船やボートは操縦できません。)
ジェットスキーの免許の取得方法って?
まずは免許を取得するためには、いくつかの条件があります。クリアできなければ試験を受けることができません。
取得条件1(年齢)
満15歳9ヵ月以上であること
取得条件2(身体検査)
- 視力・・・両眼とも矯正視力0.6以上
- 弁色力・・・夜間の船舶の灯火を識別できること
- 聴力・・・5mの距離での話声語を弁別できる(補聴器可)
以上の条件を満たさなければ、試験を受けることができません。
免許取得のための必要書類
- 受講申し込み書1通
- 本籍地記載の住民票1通
- 証明写真(4.5cm×3.5cmパスポート写真4枚)
- 小型船舶操縦士身体検査証明書1通(医師による割り印が必要)
- 同意書1通
- 印鑑(認印)
- 現在船舶免許を持っている場合には海技免状のコピー1通
※申し込みのコースによって住民票や写真の枚数、委任状など違う書類が必要になります。
免許取得の方法とは
特殊小型船舶操縦士免許の取得には3つの方法があります。
登録小型船舶教習所へ申し込む方法(JEIS ジェイス 一般財団法人 日本船舶職員養成協会)
登録小型船舶教習所で所定の学科、実技試験の教習を受け修了試験を受けます。
合格すれば国家試験は免除されます。
ライセンススクール&マリンショップへ申し込む方法
免許スクールで学科、実技講習を受け、国家試験を受ける方法です。
自分で勉強する
自分で勉強し国家試験を受ける方法です。学科では独学でも合格することはできますが、実技面では勉強だけでは難しい部分もあるため、実技のみスクールを受講するのがおすすめです。
試験を受けるにあたっての受け入れ先は、日本全国にあり、試験の日程や費用、スクールの開催日程もそれぞれです。近くの場所で開催される日程で、取得方法が合うところを探してみましょう。
免許取得にかかる費用や合格率、難易度は?
免許取得にかかる費用は、自分が選ぶコースで分かれますが、約4万~8万弱くらいになります。
実技講習と学科講習は同じ日にあるため、学科を自分で勉強していく場合には、実技講習と試験を最短1日で取得することができます。
学科、実技共に講習を受講する場合には1日間に講習、2日目に試験とで2日かかります。
ジェットスキーの免許取得の合格率は、毎年90%以上と言われていて、難易度としては、低めに感じてしまいますね。
ですが、学科試験では、「一般」「交通法」「運行」3項目、全40問のうち、各項目50%以上、全体で65%以上なければ合格できません。偏りがなく全体的にしっかり勉強しておかないと合格できませんよ。
実技試験においては、操船技術(走行技術、旋回、危険回避、スラロームなど)や人命救助、点検方法、ロープワークなどになります。特に難しい技術などはいりませんが、初めての場合は、分からないことが多く、あらかじめスクールを受講しておくのがおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ジェットスキーの免許、特殊小型船舶操縦士免許取得について解説しました。
比較的合格率の高い免許ではありますが、特殊なことを学ぶので勉強はしっかりして試験には望みましょうね。
毎年、夏になるとルールを守らない、守っていないジェットスキーの事故のニュースなどが流れますよね。無免許はもちろん、運航にあたってルールを守らなければ、海上交通法に基づき、罰則があります。
しっかり勉強して、免許を取得し、ルールをを守って、安全にマリンスポーツを楽しみましょうね。
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