LEDバルブは車検を通る?知っておきたいメリットデメリットと車検を通す方法!

車のヘッドライトに使用するバルブをLEDにしたいと考えている方は数多くいらっしゃると思います。そこで心配になるので、LEDバルブが車検に通るのか否かということです。そこで今回はLEDバルブについて少し詳しく説明します。

  • LEDバルブのメリットには何があるか
  • LEDバルブのデメリットは何があるか
  • LEDバルブ装着車の車検での注意点

熱量が少なく寿命も長い、そして取り付けも簡単というメリットがありますが、熱量が少ないことが一部地域ではデメリットとなることもあります。

そして車検に通すためには必ずチェックしておきたいことあるのです。LEDバルブを購入するうえで知っておくべきことを把握しておきましょう。

目次

LEDバルブのメリット

LEDバルブをヘッドライトのバルブに使用するメリットとして次の点が挙げられます。

  • LEDバルブの寿命が長い
  • すぐに明るくなる
  • 取り付けが簡単

それぞれのメリットについて少し詳しく見ていきましょう。

① LEDバルブの寿命が長い


LEDバルブのメリットとして特に知られていることといえば寿命の長さです。他の種類のバルブと比較して寿命が長くなっています。

LEDバルブはHIDと比較すると発熱量が少なく熱を持ちにくい点、ハロゲンバルブと比較するとLEDバルブはフィラメントを使用しないためフィラメント切断を心配する必要もない、これらの理由からLEDバルブは寿命が長いと言われているのです。

 

② すぐに明るくなる

LEDバルブを採用している自動車のヘッドライトから出ている明かりを見れば一目瞭然ですが、点灯させるとすぐに明るくなります。これはHIDタイプのヘッドライトと比較すると明らかで、HIDの場合、点灯させてすぐは光が不安定な状態になっているのです。

 

20秒ほどで光は安定するのでそれまで待っていればよいのですが、夜間の運転でライトを点灯させてすぐに発信したい場合などには不便に感じることもあるでしょう。その点LEDバルブを使ったヘッドライトなら点灯してすぐ安定した光となっていて便利です。

 

③ 取り付けが簡単

LEDバルブは取り付けが簡単に行える点もメリットとなっています。

LEDバルブの取り付け方法ですが、バルブをヘッドライトに取り付けて(差し込んでとも言えます)コンセントのような穴のある配線をバルブと繋ぐ、という感じです。取り付け作業の工程も(HIDと比較して)少ないので、DIYでも手軽に行うことができます。

 

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LEDバルブのデメリット

一方で、LEDバルブをヘッドライトのバルブに使用することで発生するデメリットがあります。特に知っておきたいデメリットは、雪がヘッドライトに積もった時に溶けにくく、残ってしまうことです。

 

ハロゲンタイプのヘッドライトに手を近づけたことのある方ならわかると思いますが、ヘッドライトがそれなりに熱くなっています。ヘッドライトが厚くなるくらいの発熱量が発生していることを示しているのです。

 

それはつまり、発熱量の少ないLEDバルブタイプのヘッドライトは同等の熱を帯びることがないということになるので、雪が溶けにくくなります。そのため積雪の多い地域ではLEDバルブをヘッドライトに使う時には注意が必要です。

また、HIDとLEDでは、どちらも同等の明るさを生み出すのですが、HIDはそれなりに発熱するので雪が溶けずに残ってしまう心配があまりありません。積雪地域ではHIDのほうが実用性に長けていると言えるでしょう。

 

LEDバルブ装着車の車検での注意点

LEDバルブを装着した車両の場合、車検においていくつか注しなければならないことがあります。それは次のような点です。

  • 光量の過不足
  • 光の色
  • ヘッドライトのメンテナンス

それではひとつずつ見ていきましょう。

 

① 光量の過不足

 

光量の過不足はLEDバルブのヘッドライトにとって避けては通れない注意点です。特に注意したいのは社外メーカーのLEDバルブを新たに購入するときにどのようなLEDバルブを購入するのかということになります。

車検で検査する検査されるのは、カンデラ(光度)とケルビン(色温度)と呼ばれるものです。数値にすると、ハイビーム測定で、カンデラでは2灯の場合で15,000以上、4灯で12,000以上となっています。ロービームの場合は6,400カンデラ


ケルビンでは3,500~6,000の間で収めるのが一般的です。後述しますが、ケルビンの値によって光の色も変化するため、車検に通るかどうかに大きく関わってきます。

 

② 光の色

LEDバルブを使うヘッドライト搭載車両が車検に通るためには、光の色が白色または淡黄色であることが絶対条件です。ただし、黄色が認められる車は平成17年12月31日以前に登録された車のみで、それ以降の車は白色でなければなりません。

 

先ほど説明したケルビン値の範囲内に余裕を持っておさまっていれば心配はないでしょう。ケルビン値が小さいと赤色・黄色を帯び、反対に大きくなると白色・青色へと変化します。LEDヘッドライトの場合は特にケルビン値が大きいことが多いので光が青色っぽくなっていないかどうかを確認することが重要です。

 

③ ヘッドライトのメンテナンス

太陽光に含まれている紫外線がヘッドライトに黄ばみや曇りを生み出します。

これが進行すると、バルブの種類に関わらず光量が減少してしまうのです。そのため、定期的にヘッドライトのメンテナンスを行う必要があります。具体的には、荒目~細めの耐水ペーパーでヘッドライトを磨き、最後にコンパウンド(鏡面仕上げ)やコーディング剤(劣化防)で仕上げる、という感じです。

 

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まとめ

LEDバルブをヘッドライトに取り付けることで熱量減少やバルブの長寿命、作業の簡易化などのメリットが期待できます。熱量が少なくなることでヘッドライトに積もった雪が溶けにくいといったデメリットもありますが、それを差し引いてもメリットが多いです。

車検に対応するLEDバルブを選択することが最低限必要であることや光軸の調整が必要となりますが、取り付け方法はそれほど難しくないのでバルブ交換に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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