【経験者コメント掲載】季節・温度に合わせた寝袋の選び方は?コンパクトなものや軽いものも併せて紹介!

小川

キャンプに出かける時に、いつも迷うのが「寝袋」の選び方です。日本のように春夏秋冬4つの季節がある場所では、時期によって気温が大きく変化し、利用する寝袋も交換しなければなりません。

そこでこの記事では次の2点にポイントを絞ってご説明します。

  • 季節や温度に合わせた寝袋の選び方
  • 携帯しやすいコンパクトで軽い寝袋とその選び方のポイント

以上二つの内容についてお話ししたいと考えています。

車を使ったキャンプや登山、ツーリングなど、寝袋を使うシチュエーションは違っても、コンパクトで軽量かつ機能性の優れた寝袋を、誰もが1枚手に入れたいと願っています。

初めて寝袋を買う時にはどんな種類のものを選べば良いか、正直迷いますよね?

そんなあなたに解説させて頂きます。

目次

寝袋の形で選ぶ 「封筒型」か「マミー型」か

寝袋にはその形状から「封筒型」と「マミー型」の大きく分けて二つのタイプがあります。

「封筒型」

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封筒型とは文字の通り長方形で封筒の形をしている寝袋。体を入れる横の部分と縦の部分がジッパーで開くことが可能です。中には横の上下もジッパーが付いており、広げると一枚の布(布団形)に変わる寝袋もあります。

二人用の封筒型の寝袋であれば、ダブルサイズのかけ布団・敷き布団としても使えます。夫婦や親子、恋人同士がキャンピングカーで寝る場合など、一枚持っていた方が温かくて便利です。

「マミー型」

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マミー型とは頭からすっぽりと被って眠ることが出来る寝袋。封筒型に比べると断然保温性に優れ、登山やオートバイ或いは自転車ツーリングに向いています。

また、保温性が高いので冬場に使用する寝袋として最適です。

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中綿の素材で選ぶ 「化繊」か「ダウン」か

寝袋は中綿に使われている素材によって、化学繊維とダウンの2つの素材に分けられます。

「化学繊維」

中綿が主にポリエステルなど化学繊維素材の寝袋。化学繊維の良さは洗濯など「手入れ」のしやすさと速乾性です。ポリエステル素材の中綿は自宅で洗うことも可能であり、日陰干しすればすぐに元通り使用することが出来ます。

また価格もダウン素材のものに比べると半額以下で購入できます。

けれど、安価な分ダウンに比べると重さが2倍以上はあります。さらに、丸めて収納した時に化学繊維の寝袋は、ダウンの1.5倍以上の大きさになるので携帯性が落ちます。

キャンピングカーで持ち運びするには支障はありませんが、登山や自転車ツーリングなどで使用する際には注意が必要です。

「ダウン」

ダウン素材の寝袋の特徴はまず軽いこと、そしてふかふか感があって断然保温性に優れていることです。化学繊維の寝袋に比べると重さも半分程度であり、携帯性に優れています。丸めて畳むと、容積は化学繊維素材の寝袋よりもグンと小さくかつコンパクト。

優れた性能を持つ反面、ダウン素材のものは化学繊維の寝袋に比べて価格は2倍から3倍以上はします。ダウンジャケットが化繊タイプのジャケットの数倍するのと全く同様です。

また、ダウン素材は濡れや湿気に弱く、手入れがデリケートなのが難点。自宅で洗う場合にはダウン専用の洗濯洗剤が必要です。乾かし方やその後の手入れも化学繊維の比ではありません。

私など手入れが面倒なので、迷うことなく即クリーニングに出しています。収納性と保温性に優れていますが、価格も高く、手入れにも費用がかかるのがダウン素材の特徴です。

耐寒温度と季節仕様で選ぶ 「夏用」「春夏秋3シーズン用」か「冬用」か

寝袋は使用する際の耐寒温度で「夏用」「春夏秋3シーズン用」と「冬用」の大きく3タイプが販売されています。

「夏用」

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夏用寝袋の耐寒温度の目安は5℃から10℃。中綿が化学繊維でも十分使用可能です。これ以上だと夏場は逆に暑くて、寝苦しさを感じます。夏用は冬用寝袋と同様に、登山専門店などに出かけないと中々購入することが出来ません。

「春夏秋3シーズン用」

最も安価な値段で販売されているのが3シーズン用寝袋。耐寒温度はマイナス5℃からプラス5℃と幅が広いのが特徴。登山専門店でなくともディスカウントショップで売っている寝袋の大半が3シーズン用です。

「冬用」

耐寒温度が最も低いのが冬用寝袋で、マイナス5℃以下の状況でも使用できます。冬用寝袋は中綿がダウン素材のものが多く、その分値段も張ります。ディスカウントショップなどで販売されていることは滅多にありません。登山専門の店舗かアウトドア専門店に出かけて購入して下さい。

使用人数で選ぶ 「一人用」か「二人用(連結タイプ)」か

寝袋には1人使用のものと、連結して2人、3人以上で使うことの出来るタイプのものが販売されています。

ほとんどが封筒型の寝袋ですが、中にはマミー型の連結寝袋も流通しています。春から秋にかけて、キャンピングカーや車中泊で家族が一緒に眠る時には重宝します。購入の際にはぜひ検討してみて下さい。

以上、季節や温度に合わせた寝袋の選び方についてご紹介して参りました。そこで、次の章ではさらに携帯のしやすさと選ぶ上でのポイントを何点かご説明いたします。

寝袋を選ぶ「ポイント」は?注意点や見分けるポイントについて

キャンプで持って行くなら、何と言っても携帯しやすいコンパクトで軽い寝袋がベストです。そこで注意すべき点が次の4点です。

① 「収納サイズ」に注意

丸めて畳み、圧縮して専用の収納袋に入れた時の大きさが収納サイズ。登山やツーリングには収納サイズが小さい寝袋がベスト。大きさの目安は一般的に2リットルのペットボトルサイズ。持ち運びも軽くて便利です。

ただしこのサイズに圧縮できるのは、値段の高いダウン素材の寝袋に限定されてしまいます。ショップへ実際に出かけ、素材や重量、大きさを確かめてから購入しましょう。

② 「ジッパー」の位置

一般に流通している寝袋の大半が右利き用の「右ジッパー」。圧倒的に右利きの人が多いのでやむを得ないのですが、寝袋のメーカーによっては左右両方のジッパーを選ぶことが出来ます。

量販店ではほとんど販売されていないので、専門店に出かけ注文することになります。

③ 「価格の幅」に注意

値段が高くなればなるほど、コンパクトで携帯性の優れた寝袋を購入することが出来ます。

専門店に出かけると1万円以上のものはザラにあり、予算を圧迫することが難点。3シーズン用で中綿が化繊の寝袋なら、ディスカウントショップのバーゲンで5千円以下でも十分購入できます。けれど、嵩張るし重さもあるので携帯性やコンパクト性からはほど遠いのが現状です。予算と価格の幅にご注意下さい。

④ 「断熱マット」との併用がおすすめ

寝袋を手に入れる際に、ぜひ同時に購入して欲しいのが「断熱マット」。シングルサイズからダブルサイズまで、大きさは何種類か選ぶことが出来ます。

断熱マットをおすすめするのは、寝心地の差です。キャンピングカーや車中泊ならまだしも、テント泊や山小屋などで寝袋を敷く場合には、寝心地の差は歴然です。断熱マットを敷かないと、地面のでこぼこや冷気をもろに背中が受け止めてしまいます。

登山やツーリングの疲れが十分とれないので、体調不良にも要注意。価格も千円程度の物から販売されているので、ぜひ同時に購入して持参しましょう。

おわりに

いかがでしたか?

寝袋を選ぶ際には季節や温度、そして素材や価格などに注意する必要があることはお解りいただけましたでしょうか?

3シーズン用の安価な寝袋なら、ディスカウントショップで一年を通して購入することが出来ます。けれど、機能性の優れたコンパクトで軽量な寝袋はぜひ専門店で購入すべきです。

特に「モンベル」や「イスカ」、「ナンガ」といった寝袋の人気ブランド物を手に入れたいなら、時間を惜しまずに実際登山専門店やアウトドアショップへ足を運びましょう。お気に入りの逸品があなたをきっと待っています。

最後までお付き合いありがとうございました。

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経験者からのコメント

巽 翔太(Shota Tatsumi)

和歌山県出身のキャンプ好き3児のパパ

キャンプを始めてから約10年、どんどん色々な欲が出てきてキャンプギヤが増え続けております。コレクター気質が出始めているので気をつけています。基本的には今あるものをアップデートしていくことにして、ものを増やさない様にしています。(笑)

コメント

寝袋に入って寝ることは『キャンプしてるな〜』と実感出来るタイミングです。これがキャンプの醍醐味であり、私がキャンプに興味をもったことでもあります。寝袋には、記事にもありますように封筒型・マミー型があります。私は頭周囲が寂しく思うタイプなので主にマミー型を使用しています。ちなみに写真の内2つはマミー型です。マミー型は頭周囲のホールド感があり、意外と冷え込むキャンプ場のスーッと風が抜ける様な感じがなく温もりを感じられます。対応する最低温度、表面の素材、中綿の素材によって重さや、価格も違います。初心者の方へのオススメはmont-bellの寝袋です。

元々登山要素の多いメーカーですが、気温の低い山頂付近で扱う寝袋は対応気温も低く、丈夫で重さも軽いと思います。まず寝袋ってどこで買うの?と迷う方はぜひmont-bellで実際に手に取って確認してみるもの良いと思います。

 

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