釣りの鬼合わせ・神合わせ・向こう合わせってどんな意味?徹底解説!

釣り用語の「鬼合わせ」「神合わせ」「向こう合わせ」って聞いたことありますか?

釣りをやり始めたばかりの方には、ベテランの釣り人同士の会話でいろいろと聞きなれない言葉が出てきますよね~。例えば、釣り人をアングラー、釣りの道具をタックル、などと呼びますが、これは言葉自体が変わっちゃってるから知らないと分かりようがないですよね。

今回解説する釣り用語の「鬼合わせ」「神合わせ」「向こう合わせ」は【合わせ】ってワードがあるのでなんとなく予想ができると思いますが、ようは釣りのアタリがあった後の合わせに関しての釣り用語です。

釣りをやっていくうえでベテランアングラー達のの話はとてもタメになる話ばかりなので、ベテラン達の会話に参加できるように釣り用語をしっかり覚えておきましょう。

では「鬼合わせ」「神合わせ」「向こう合わせ」について徹底解説していきます。

目次

鬼合わせ

「鬼合わせ」という釣り用語は次のような意味合いになります。

  • アタリを感じたら思いっきりをロッドを立てて、これでもかっていうほど強い力で合わせること
  • アタリがあった魚がぶっ飛んでくるくらいの力で強くあおること

ようは「鬼合わせ」というのは簡単にいうと、アタリがきた時にこれ以上にないくらいの力で思いっきり合わせるってことです。

 

この「鬼合わせ」は元々、シーバスをルアーで狙うときによく使われていた言葉になります。

 

シーバスをルアーで狙う場合、ルアーの針はトレブルフック(トリプルフックとも言い、イカリ型になっている針のこと)を使うことが多いので、いつも通りの感じで竿を起こした場合には3本のフックに力が分散されてしまい、針がブレて魚に上手く引っかかる可能性が低くなってしまうんです。

そこで強い力で引いてフッキングさせることが重要だったことから、この「鬼合わせ」という言葉が生まれました。

 

磯釣りではシーバス以外にも、チヌ(クロダイ)やマゴチなど口が硬い魚を狙うときは、強い力で合わせる「鬼合わせ」で釣りをする事が多いです。

 

ただこの「鬼合わせ」ですが、ただ強い力で引いて合わせればいいってものでもないんです。

この「鬼合わせ」を必要とするチヌ(クロダイ)やマゴチは口が非常に硬く、しっかりと口に入らないと針が刺さらずフッキングしません。

なので軽くアタリがきたからといって竿を思いっきり引くのではなく、竿先にある程度の重さを感じれた瞬間に「鬼合わせ」することでフッキング率を向上させることができます。簡単に言えば【焦らず待つ】ってことが大事になってくるんですね。

 

「鬼合わせ」を必要とする釣りは難しい反面、釣れた時の喜びも大きいので、釣りに慣れてきたら是非チャレンジしてみて下さい。

 

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神合わせ

「神合わせ」という釣り用語の意味合いは、繊細なアタリに対してタイミングよく、上手く合わせることを指します。繊細なアタリは狙っているターゲットではなくエサ取りの場合も多いんです。

だから狙ったターゲットのアタリかどうかを見極め上手く合わせるのは至難のわざになってくるので、ターゲットかどうか見極め合わせることができる神がかった技術の合わせで「神合わせ」と言われています。、先程の「鬼合わせ」のような豪快な合わせとは対照的な合わせ方ですね。

 

例えばこの「神合わせ」を必要とするターゲットでは【アカアマダイ】や【シロアマダイ】などがいます。アマダイは警戒心が非常に高く、動くものや光るものに良く反応する習性をもっています。

 

生息位置としては大抵海面から1メートル以内にいるのですが、警戒心が強いためアタリを取るだけでもすごく難しいんです。特にシロアマダイは餌を落とす位置が10センチズレただけでも釣れないと言われています。

 

アマダイの捕食方法は吸い込むように餌を食べるためアタリが繊細なので、エサ取りと間違えてしまうことも多く、気づいた時には餌がなくなっているなんてことが良くあります。この繊細なアタリを見極められるように竿に神経を集中して「神合わせ」にチャレンジしてみて下さい。

 

「神合わせ」の必要なターゲットも難しい反面、釣り上げれた時の達成感も大きいので、釣りのスリリングな楽しさを感じたい方にはおすすめですよ。

 

向こう合わせ

では最後は「向こう合わせ」について解説していきますね。この「向こう合わせ」という釣り用語の意味合いは、アタリがあったときに自分で竿を立てて合わせるのではなく、魚が餌に食いついてきて自分から勝手に針にかかることを言います。

 

この向こう合わせが良しとされるのは、一般的には淡水魚を狙っての釣りではなく、海での釣りの場合で良しとされています。

よく釣り番組とかではアタリがあってヒットした瞬間に思いっきり竿をあおってフッキングさせていたりしますが、海での一般的にするような釣りの場合はそれほどまでの合わせをしなくても良いんです。基本的に沖釣りをしているときに竿が重たいなと思ったときには、もう針に魚がヒットしている状態なので糸を巻き上げましょう。

 

とは言っても、沖釣りの場合は向こう合わせで良いんですが、磯釣りや堤防釣りの場合は多少変わってきます。当然向こう合わせでも釣れますが、アタリを感じてもそのままにしておいてしまうとエサを取られてしまったり、かじられただけで終わってしまったりしてしまいます。

そうならないように沖釣りの時以外は向こう合わせに頼るのではなく、自分でも合わせをするようにしましょう。

 

向こう合わせの方が良いターゲットは口が柔らかい魚です。例えばアジやキスは口が柔らかく、アタリがあった際に竿を立てて合わせを入れると口が切れてバレてしまいます。だからこちらから合わせを入れずにウキや竿先が引き込まれるまでじっと我慢して、針に勝手にかかってくれるのを待ちましょう。

 

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まとめ

 

今回は釣り用語の「鬼合わせ」「神合わせ」「向こう合わせ」について解説してきましたが、合わせについての理解は深まりましたか?

他にも、

  • 早合わせ

アタリがきた瞬間に合わせを入れるあわせのやり方(カワハギ釣りに有効)

  • 遅合わせ

餌を捕食するのが苦手な魚に有効で、一度様子を見てから合わせを入れる合わせ(ヒラメやマゴチや太刀魚などに有効)

 

  • 聞き合わせ

アタリがはっきりせずにどっちかなという場合に、竿を少しだけゆっくりと立てて道糸を張るようにして様子を聞くようにする合わせを言います。合わせて魚がかかっている感じならば糸を巻き、かかっている感じがなければそのまま続行するか、エサ取りにやられていることも考えて一度餌をチェックするかします。

 

などの【合わせ】の用語もあります。

この【合わせ】という釣り用語でもたくさんの使い分けがありますよね。

このさまざまな合わせの用語を知っているだけでもアングラーとの会話がスムーズになりますので是非覚えておきましょう。
機会があれば他のアングラーとの会話をする時に使ってみて下さいね。

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