砂浜で釣ろう!サーフウェーディングに必要な装備は?水難事故を防止する方法も

皆さんは釣りをするときに、どこで釣りをする事が多いですか?

釣りをする場所としては

  • 海(船・堤防・岩場・砂浜)
  • 川(渓流・一般的な河川)

など様々な場所がありますよね。

そんな中でも今回は砂浜から海に入って釣りをする【サーフウェーディング】にスポットを当ててみたいと思います。実際に砂浜から海に入って釣りをする事でのメリットも多い分、ちょっと間違えると水難事故など危険なことも待ち受けています。

これから【サーフウェディング】をやりたいと思っている方が、楽しく、かつ安全に釣りを楽しめるように解説していきたいと思います。

目次

サーフウェディングとは

まず【ウェーディング】とは、普段攻めれないポイントを攻めるために、自分が水の中に入って釣りを行うことを言います。

この釣り方は、砂浜や河川、干潟など様々な場所でやることが可能ですが、今回は解説していく【サーフウェーディング】とは、砂浜(サーフ)で行うウェーディングになるので【サーフウェーディング】と呼ばれています。

この【サーフウェーディング】の特徴としては、波打ち際~ひざ下までの深さの場所で釣りを楽しむことにあります。河川のウェーディングとは違い、砂浜でやるサーフウェディングは水深の深いところまではいかないので、ウェーディングをやってみようと思っている初心者の方は始めやすいと思います。

大きなメリットとしては、やはり波が当たらない砂浜など遠い場所からキャストするよりも、海の中に入ってキャストすることで狙ったポイントにルアーをもっていくことができることです。

波が崩れている場所にラインが当たることも減るので、ルアーの操作性が損なわれることもなく動かすことができるんです。

【サーフウェーディング】で釣れるターゲットとしては、夏の時期にはマゴチ、冬の時期には主にヒラメなどで、一年を通して釣りを楽しむことができます。

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サーフウェディングに必要な装備

では、サーフウェディングを始めるにあたって必要な装備を解説していきたいと思います。

サーフウェディングで初めに揃えていかなくちゃならないのは、ロッドやリールなどのタックルではなく、まずは安全面を確保するためのウェーダーやフローティングベストになります。

水難事故に合わないためにも、まずは身を守る装備を揃えましょう。

必要な装備①ウェーダー

まずは水の中に入っていけるように必要なのがウェーダーです。

夏の間などは、ハーフパンツにラッシュガードなどでも行けなくはないですが、ずっと水に入っていると体温の低下で体力が奪われたいきますので、出来たらウェーダーは準備しましょう。

サーフウェディングをする時のウェーダーであれば、腰位置よりも上までカバーできる長さのチェストハイを選ぶのが一般的です。夏は水温も高いのでナイロンなど安い素材のもので十分ですが、冬の時期の場合は、防寒を考えゴアテックス素材の物などを選ぶと良いでしょう。

ずっと水に入っているので劣化しやすい装備になりますが、グレードによっても耐久性などに差が出てきますので、自身のサーフウェディングをする頻度や予算などを考えた上で選択してみて下さい。

おすすめウェーダー:シマノ(SHIMANO) ウェーダー XEFO・サーフトリッパー ウェーダー WA-221R

ウェーディングをするときの足上げ動作をスムーズにするための3D形状構造の『COREACT』を採用しているので、移動しやすく機能性も高い。表地には防水透湿素材ドライシールドを使用しており、防水性・透湿性ともに安心。

通気性とクッション性のあるW ラッセルメッシュを採用したショルダーパッド付ベルトで肩からずれにくく、肩への負担も軽減。腰部分にはストレッチベルトが付いているので、ほどよくホールドすることができます。

●必要な装備②フローティングベスト

サーフウェディングをする時のマストアイテムなのがこのフローティングベストです。

ベストは水に浮くようにできていて、大きな波にのまれたり、波に足を取られて転倒してしまったときなどの際には私たちの身を守ってくれる役割を果たしてくれます。

ウェーダーを着ている際には、転倒してしまうと、浅いところだとしても中に水が入ってきてしまって身動きが取れずに溺れてしまう可能性もあります。なので、浅い・深いに関係なく、サーフウェディングをするのであれば水難事故に合わないよう必ず準備しておきましょう。

そして収納力が高いゲームベストは、ルアーボックスや小物入れも入りますので、釣りに使いたいアイテムをベストに入れ、必要なものは持ち運べるようにしておきましょう。

おすすめフローティングベスト:シマノ XEFO・トリッパーゲームベスト VF-275R

アングラーの動きを実際の釣り動作と科学の視点で徹底的に測定・分析し、釣り人のパフォーマンスを最大限に発揮することを目指した設計「COREACT」を採用しています。

フロントポケットは3D形状になっていて出っ張りを軽減してくれます。Boa®システム搭載で、ダイヤルを回すだけで手早くフィット感を調整できます。浮力材はフロントと脇部を左右共7分割・背中を5分割し、体にフィットするから安心。分緊急対応ホイッスルやスマホが見られる着脱式ポーチもついています。

●必要な装備③ウェーディングシューズ

サーフウェディングをするときのシューズはウェーダーによって変わってきます。

ウェーダーにはシューズ一体型と、ソックス型があり、ソックス型の場合にはウェーディングシューズが必要になってきます。ソックス型の方が機動力に優れ、行動範囲も広がりますが、別々に買う分値段も高くなってしまうため、一般的にサーフでは一体型を使用している方が大多数です。

どちらのタイプを選択したとしても、シューズの底にはフェルトピンを選んだ方が幅広いフィールドで楽しむことができますよ。

おすすめウェーディングシューズ:XEFO カットフェルト・ウェーディングシューズVU FS-222R

アッパー部分はは水抜けしやすいメッシュ素材になっていて、タン部分ははソフトな履き心地のクッション材料を採用しているので快適な履き心地なっています。

こすれやすい部分には耐久性の高いラバーを配置。動くときに追従しやすいように、底面にカット溝を施したカットフェルトソールを採用しています。イージーリリース・シューレースシステムというシステムで、ヒモの締める・緩めるが簡単にできるようになっていて、履く際にも大きく開口できるので簡単に脱ぎ履きができます。

冬の時期のサーフウェディングには持っていきたい装備

夏のサーフウェディングなら防寒対策などは必要ないかもしれませんが、冬の時期の海の中に入って釣りをするとなると話は別です。

砂浜ならまだしも水の中では、寒くて体力を奪われるだけでなく、体がかじかんでしまって動かなくなってしまうと水難事故にもつながってきますので、しっかりと防寒対策はするようにしましょう。

●冬のサーフウェディングに必要な装備①ウェーディングジャケット

冬の時期にサーフウェディングに行くならウェーディングジャケットは防寒対策として必須のアイテムです。

ウェーディングジャケットにも様々な種類がありますが、サーフで使用するのであれば、丈が短いものでなくてもどれを選んでもOKです。基本的には防水性がしっかりしていれば良いと思いますが、キャストする際の動きやすさ、防水性・透湿性・防寒性などを求めるなら、しっかりとしたものを選びましょう。

おすすめウェーディングジャケット:ダイワ(Daiwa) フィッシング ジャケット レインマックス ショートウィンタージャケット DW-3307J

ウェーダーが必要な釣りで重宝される着丈の短い防寒ジャケット。キャスト時の動きやすさを考えていて、肩口に配置してあるアクションプリーツ、肘の立体裁断により、肩回りのツッパリを軽減してくれます。

止水ファスナーポケットも左右についていて、高い収納力を確保。利便性と機動性を兼ね備えたモデルです。

●冬のサーフウェディングに必要な装備②ウェーディングインナー

冬の時期のサーフウェディングで結構重要なのがインナーです。夜遅くの釣りや、朝早い釣りなどでは気温も水温もとても低くなっていますが、ただ暖かいだけのものを選んでしまうと、昼近くには汗がだらだらと流れてきます。なのでインナーはただ暖かかければ良いというわけでもなく、透湿性も重要になってきます。

もちろん素肌に着てしまうと汗で濡れて体を冷やしてしまうので、一枚肌着を着た上に着るようにしましょう。

おすすめウェーディングインナー:PHENIX フェニックス MENS PH612UT02 Transfer L/S Crew  (アンダーウェア)

PHENIXはスキーやトレッキングのメーカーとして有名で、そのPHENIXが発売しているtransferシリーズになります。肌面に撥水糸、表面に吸水拡散糸を使用していて汗を素早く吸い上げてくれた上、拡散までしてくれます。

そして肌面の撥水糸が、肌をドライな状態に保てるように汗の濡れ戻りを防いでくれます。

●冬のサーフウェディングに必要な装備③ウェーディングミドラー

アウターとインナーの間に位置するのがミドラーになります。冬の寒い時期では、重ね着をして釣りをするのが一般的で、昼の暖かい時間帯になってきたらミドラーだけを脱いで温度調節をしたりします。

迷ったり、あまりお金をかけたくないのであればユニクロのフリースとかでも十分対応できると思います。

おすすめウェーディングミドラー:ダイワ(Daiwa) フィッシング ジャケット レインウェア トラックジャケット DE-8406J

防寒のために防風のストレッチ素材を採用していて、袖や襟はリブ仕様になっています。素材表面の凸凹が少ないので、アウターの中に着ているときでもすべりやすく、動作のたびにアウターと触れて動きずらいなんてことがないようになっています。着用シーンを選ばない汎用性に優れた一着です。

●冬のサーフウェディングに必要な装備④帽子

冬の冷たい風から身を守るために必要なのが帽子です。寒さ対策としてはニット系がおすすめです。

いろいろな種類がありますが、冷たい空気に顔が触れ続けているだけでも体力を消耗していってしまいますので、出来たら耳や口元までカバーできるものだと良いでしょう。

おすすめ帽子:シマノ XEFO・ megaheat®  2WAYニットキャップ CA-285Q

体内熱の反射によって保温性が向上するMegaHeartを内側に採用していて、かぶるだけで1℃暖かさがアップ(未加工素材と比較)します。キャップとしてもニットとしても使えるので、防寒だけでなくオールシーズンで使用できます。

●冬のサーフウェディングに必要な装備⑤グローブ

気温の低い冬では、寒い空気に触れる部分をできる限り減らすのが大切になってきます。ずっと冷たい風にさらされていると、手がかじかんで動かなくなってしまい、釣りの動作全てに関してのパフォーマンスが低下してしまいます。寒い時には是非もっていくことをおすすめします。

おすすめグローブ:メジャークラフト チタングローブ2 3本カット

Amazonでも大人気のチタングローブ。1.2mmネオプレーンは、ロッドを持ち手やリーリング時の違和感を極限まで抑えていて、その上裏面にチタンコーティング加工が高い保温効果を保ってくれます。

指のカット方法もなるべく素肌を出さない工夫を施していて、ラインを掴む親指や人刺指を第一関節が出るように調整しているので、餌を付けたり、ルアーを変えるときにもストレスなく使用できます。、冬場の釣行には欠かせないアイテムです。

サーフウェディングの基本タックル

ではサーフウェディングをするうえで必要な装備が分かったら、次は基本的なサーフの時に使いやすいタックルを紹介していきます。

一般的にはヒラメを釣るのに合わせた装備になります。夏のマゴチなどを習う場合は小型の物、大型の青物を狙いたいのであればシーバスロッドのMHくらいの物を基準にして揃えてみて下さい。

●サーフウェーディングタックル①ロッド

サーフウェーディングで使用するロッドはヒラメに合わせて準備をしていきます。長さは波の影響を考えると10フィート前後のものがおすすめ。ある程度の飛距離を出すことが必要になってきますので、硬さもMHくらいのものが扱いやすいと思います。

おすすめロッド:シマノ ネッサ BB S1008MMH

【より多くのアングラーにサーフゲームの楽しみを! 】というコンセプトで誕生したハイコストパフォーマンスロッドです。ヒラメに照準を合わせていて、とくに重要とされる遠投性能を追求。

ロッドアクションはNESSAコンセプトを受け継ぐ3ピース設計を採用していて、誰でも投げやすい、誰でも操作しやすいアイテム。サーフウェーディングを始めるにはおすすめの一本です。

●サーフウェーディングタックル②リール

サーフウェーディングで選ぶリールは、ダイワでは3000番、シマノで4000番のハイギアタイプが使いやすいと思います。もちろんロッドとのバランスもありますので、ロッドに合わせたリールを選んでください。

おすすめリール:シマノ(SHIMANO)ショアジギング リール 16 ナスキー 4000XG

HAGANEギアという、切削なしにミクロン単位の精度で仕上げたドライブギアです。精密冷間鍛造という独自技術で、高精度かつ強いギアを生み、なめらかな巻きごごちを可能にしています。重心が手元に近いので操作性も良く、疲労感を軽減できます。

●サーフウェーディングタックル③ライン

ラインはPE0.8~1.5号くらいのもので200mあると良いと思います。

狙うターゲットによってですが、ラインが細いと飛距離は出しやすいですが大物がかかった時には強度足りず、ラインが太いと大物でも問題なく釣りあげられますが飛距離が出にくいです。

一般的には1.2号くらいでいいと思いますが、何を狙うか考えて選びましょう。

おすすめライン:クレハ(KUREHA) ライン シーガー R18 完全シーバス 200m 1号

クレハの今までの従来品に比べて、引張強度が30%UPし、耐摩耗性も大幅にUPしたPEライン。遠投性能を重視していて8本組で仕上げてあります。

晴れている日でも雨の日でも見えやすいようにカラーは蛍光グリーンです。シビアで繊細な釣りで使う0.6号から、サーフのビッグフィッシュ狙いの1.5号までラインナップが揃っています。

●サーフウェーディングタックル④ルアー

サーフウェーディングにおいてルアーはとても使える幅が広く、ジグヘッドワーム・ミノー・メタルジグなどまで使えます。ルアーを選ぶときは、「その場所が浅いのか・深いのか・海藻や木など障害物はあるのか」などに注意をして選んでください。

おすすめルアー:JUMPRIZE(ジャンプライズ) ミノー ぶっ飛び君95S #04イナッコレンズ ルアー

井上友樹が追い求めてきた新世代のルアー。 テスト段階から圧倒的な釣果を叩き出し、 スズキやシーバス、ヒラメ、そしてヒラマサやワラサと言った大型の青物までもが狙えます。

同じサイズのメタルジグと比べてもひけをとらない圧倒的な飛距離を武器に広範囲のサーチが可能です。

水難事故を防止する方法

サーフウェーディングにおいて、水難事故は最も気をつけなくてはならないものです。

サーフウェーディングでの水難事故でのほとんどが転倒によるものです。転倒してしまうことによって起こりえる事態は次の二つになります。

  • ウェーダーの中に水が入ってしまって身動きが取れなくなってしまい起き上がれない状態になり溺れてしまう
  • ウェーダーの中に水が入ってこない場合、ウェーダーの中の空気がウキのようになってしまうことで下半身が浮き上がり、その反動で上半身は水に沈んでしまい溺れてしまう

こうなってしまうような事態を避け、水難事故に合わないためにも防止する方法をしっかり知っておきましょう。

●水難事故を防止する方法①ライフジャケット(フローティングベスト)を着る

サーフウェーディングでの転倒の際に最も安心できるものがライフジャケット(フローティングベスト)です。

ライフジャケットさえ着ていれば、転倒した際にも上半身は水の中に沈んでしまうことはなくなり、溺れる可能性を限りなく0にしてくれます。

●水難事故を防止する方法②ナイフ

転んでしまったときに、ウェーダーを脱ぎ捨てようとしても、そうそう簡単に脱げるものではありません。

そこでナイフを常備しておけば、水が入って身動きが取れなくなった場合は肩部分などを切り、脱ぎ捨てることができます。ウェーダーの中に水が入ってこなかったとしても、ウェーダー内のに空気でウキのように浮き上がってきてしまったときには、ウェーダーに穴を開けて空気を外に出すこともできます。

携帯するナイフは折り畳み式だと、いざというときに素早く使えないので、すぐに使えるシースナイフの方が良いでしょう。ナイフは水難事故の防止方法としては必須のアイテムなので、ウェーディングベルトなどに吊り下げ常に持ち歩くようにしましょう。

●水難事故を防止する方法③ウェーディングスタッフを使う

ウェーディングスタッツは、ウェーディングする際に使用する杖の事です。

このウェーディングスタッフを使って体を支えたり、海の底の状態を確認したりすることができます。最近温暖化の影響でエイが多く回遊しているため、足元に潜んでいるかもしれないエイを追い払ったりするのにも使うことができます。

●水難事故を防止する方法④ウェーディングベルトをしっかり締める

転倒していなかったとしても、ウェーダーの中に水が入ってきてしまったら身動きが取れなくなり、少しバランスを崩しただけで転んでしまう危険性があります。必ずウェーディングベルトをしっかりと締め、ウェーダーの中に水が入ってこないようにしておきましょう。

●水難事故を防止する方法⑤エイガードを履く

転倒したりしなかった場合で一番怖いのがエイの存在です。エイの毒針は刺されると、最悪の場合死んでしまう可能性があります。エイの毒針はウェーディングブーツを貫通してしまうくらいの鋭さなので、ブーツの上から履くオーバーブーツタイプのものを使用することをおすすめします。

オーバーブーツタイプののもが面倒くさいのであれば、ケプラーなどの特殊素材でできた靴下のようなインナーのタイプもあります。
ウェディングをするなら、トラブル防止のために必ずどちらかは着用するようにしましょう。

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まとめ

今回は砂浜で釣りをするサーフウェーディングについて説明してきましたが、どういったものか知って頂けましたか?

サーフウェーディングは、自分のすぐ前で魚とのバトルを見れるため、臨場感や迫力を近くに感じれるという楽しさがある反面、水難事故にあってしまうというリスクもあります。

サーフウェーディングを始めようと思っている方は、ぜひきちんとした装備を整えた上でチャレンジしてみて下さい。

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